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2020.07.17
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カテゴリ:わくわく児童文学
〈アサギを呼ぶ声〉の森川成美の長編SFを読んだ。

〇ストーリー

夜のランニングをしていた〈ぼく〉は,全身黒ずくめの怪しい人物を見つける。翌日,その近くに住んでいたクラスメートが家族ごと蒸発する。休みの日,商店街で見かけた青い髪の少女をめぐって,〈ぼく〉は不思議な少女・ミナーと能力比べをして意識を失う。気付くと〈ぼく〉は同じ場所にいたが,時間は3ヶ月も経過しており,自宅に戻るとそこは更地となり,両親も妹もいなかった。〈ぼく〉の冒険は始まったばかりだった。


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作者自身が述べているが,NHKの〈少年SFシリーズ〉を思い出させるSF作品だ。こつ然と消えていく人々,怪しい黒ずくめの男,侵略,謎の美少女,空飛ぶ円盤・・・眉村卓作品にあったようなキーワードがいっぱい散りばめられている。

ベタな展開とも言えるが,冒頭から一気に畳み掛けるホラーミステリーテイストが素晴らしくて,ぐいぐいと引き込まれる。

間違いなく令和の時代の〈少年SFシリーズ〉だった。


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1人ぼっちとなってしまった主人公だが,徐々に仲間が出来る。ラストは仲間の協力で侵略者と対峙をする。なかなかハラハラの展開だった。

こうした冒険活劇の合間には,人と痛みと戦争についての考察があったりするのもジュブナイルSFっぽい。

いろいろと悲劇が起きているのだけれど,湿っぽさがないのは令和の作品だからかなあ?



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表紙とイラストは田中達之だ。〈アサギを呼ぶ声シリーズ〉の表紙とイラストはスカイエマだったし,森川成美って,絵師に恵まれているなあ。





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Last updated  2020.07.19 11:48:38
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