|
カテゴリ:カテゴリ未分類
例によって書き込んでいた記事がフリーズして消えた。テンション低めで行く。
〇ストーリー 上野、品川、吉祥寺―多くの人が訪れる東京の人気スポット。けれどそこには住んでいる人も知らない“いわく”が隠されている。一歩踏み込めば、きっとふしぎな事件も起こっていて…。お散歩専門店とうきょう堂には、そんな“いわくつき”が集う。今回持ち込まれたのは、上野を訪れて以来、友人が喋れなくなったという相談事。これは病気?それとも呪い?そんな怪異に店の居候『先生』が示す解決策は―。「さあ、お散歩に行きましょう」都市の迷い子、案内します。街歩きふしぎ発見ミステリー! ーーーーーーーーー 3つの連作中編で構成されている作品だ。テーマは”東京散歩”だ。 関東のウォーキングに参加したり,友人相手に企画をしたりしている身としては,スッと入って行って楽しめる・・・と思ったのだが,やはり富士見L文庫のハードルは高かった。 主人公が現役の女子高生は,ギリギリ耐えられる。きつかったのは,彼女がアルバイトとなる〈お散歩『とうきょう堂』〉の店長が身長190cm超えの巨漢だけど,優しい男ということ。そしてその店の奥に,眼鏡で着物着流しの妖力を持つ〈先生〉と呼ばれる美青年がいたこと,だ。 無理だ。 ーーーーーーーーー ラノベが過当競争で,マンネリネタ系と,新機軸を探る系に二分されているのは聞いている。さしずめこれは新機軸なのだろうけれど,読者を投影する相手となる主人公の女子高生・花奈はともかく,〈店長〉と〈先生〉の設定は不自然過ぎるだろう。 ーーーーーーーーー 各編について簡単に感想を述べる。 「上野に大仏があった…?-これ以上は落ちない」:上野でデートをした後に口をきいてくれなくなったボーイフレンドが秘めていたこととは?・・・吉祥寺,高円寺,中野と,僕にとってひじょうに親しみがある土地が舞台なので,すっと入っていけた。と思ったが,キャラ設定には四苦八苦だ。馴染めない。上野はここ10年歩き回っているフィールドなので大丈夫。 「吉祥寺に吉祥寺はないー八百屋お七は火をつけない」:駒込の吉祥寺でデートをした後に,彼女はおかしくなった。・・・毎回デートが必須なの?定型文として出てくる4次元のくだりもよく分からない。彼氏の彼女への疑い,ひじょうに偏っていて一方的で深い気がする。ろくな男じゃないので,別れた方が良い。 「品川で富士山に登ろうーかぐや姫はどこへ行った?」:品川神社の富士山の頂上で妻は消えてしまった。・・・デートの次は,夫婦のメロメロか。そうした決め付けで読者のHPを削るワリには,結論が分からない。 ーーーーーーーーー 上野,駒込,品川,そして吉祥寺,高円寺,中野,いずれも僕がこれまでで仕事やプライベートで何回も行った町だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.08.18 22:53:20
コメント(0) | コメントを書く |