ジョーから受け取ったレス・ポールはどっちなんだ
レス・ポールが一番似合うギタリストは?と言われておそらくトップにあげられるのがレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジだと思われます。ライブで見られたレス・ポールは主に4本。 最初のレス・ポールはカスタムのブラックビューティー。早々に盗まれてほとんど写真がありません。 No.1 メイプル・トップのトラ目が左右とも左上がりなのが特徴で、シリアルナンバーが消えているため厳密には確定できないけれど1958年製と言われています。 No.2 メイプル・トップのトラ目が端に向かって下がった「『へ』の字」なのが特徴。1959年製。 スパークルレッド オリジナルには存在しないフルサイズ・ハムバッカーの乗った赤いメタリック塗装のレス・ポール。おそらく1973年製のスタンダードのピックアップをハムバッカーに交換し、ゴールド・トップの上からクリアレッドをスプレーしたもの。 そのうちの1本はジョー・ウォルシュ(ジェイムズギャング、イーグルス)から買ったそうですが、それってどのレス・ポールなんでしょう。ブラックビューティー、スパークルレッドは明らかに違うので、No.1と2のどちらかになるのですが、書籍によって書いてある方が違うのです。THE GIBSON LES PAUL BOOK(TONY BACON & PAUL DAY,1993,BALAFON)にはNO.2だと書かれていますが、逆に書いてある本も多数ありますよね。ジミーの証言がインタビューによって変わっているので信用できないというのが最大のネック。