やっぱり兄弟モデル
1952年にギブソンからデビューしたギター、ES-295とレス・ポールはその共通性がよく言われます。何より一目で分かるのは金色であること。レス・ポールは(特注以外は)ボディの表面だけですが、295は指板とヘッド表面以外の全体が金色です。ギブソン初のソリッド・ギターであるレス・ポールはそれだけでも強烈なインパクトがあると思いますが、ES-295はフルアコなのに金色なんですから、これも世間は驚いたことでしょう。また構造は違うものの両者は共にシングルカッタウェイであるというところも共通です。295は先の尖ったフローレンタイン・カッタウェイ(ポインテッド・カッタウェイとも)ですが、レス・ポールは独自の先が丸まったカッタウェイです。THE EARLY YEARS OF Les Paul Legacy によりますと、レス・ポールの試作として作られたギターは295と同様の尖ったカッタウェイを持っていました。レス・ポール氏が「ここに当たると痛い」と言って丸められたとも書かれていますが、そこでギブソンが氏のリクエストに応えなければ、先の尖ったモデルがレス・ポールだったかもしれません。Epiphone ES-295 (MG)【即納OK】ギブソンからは今出ていませんが、エピフォンが復刻しています。Gibson / Guitar of the Month LP295 Gold Top「もしも」を形にしたような、カッタウェイの先端が尖った限定モデル。そのうちプロトタイプの復刻版が出るのでは、と私はにらんでいます。LES PAUL LEGACY,THE(H)