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カテゴリ:エステティシャンらしく
私が大手エステサロンのエステティシャンだった頃…。
(ここに居たのはチョイ昔のことです。) 会社経営はお金が命なので当たり前ですが、すべて数字に管理されたようなものでした。集客率、売り上げ、稼働率、従業員継続率。 その頃は18歳から24,5歳が主流で、その支店の代表者、チーフクラスが1~2名、カウンセラー3~4名、オペレーター、受け付けで10~12名、プラス暇なサロンからの数名のカウンセラーやオペレーターの出張応援という構成でした。 優雅なイメージで、美を追求する高級サロン。しかし、その実態は。 朝タイムカードを押したのと同時に時間から時間、そしてその中での化粧品やコースチケットの上乗せの売上数字との戦いになります。 脱毛、痩身、美顔 と どのコースも入る際に専用伝票にタイムレコーダーを押して、接客時間を正確に記します。お客様に施術した時間とコース内容によって技術手当てが給料の他に付きます。各オペレーターは脱毛、痩身、美顔をこなす上で、施術合計時間が条件に満ちると、それぞれの技術や知識のテストを受けて3~1級というように進級していき、その級によって技術手当てが付きます。だからお客様のドタキャンなんで、その手当てが減る典型でとてもショック!脱毛コースは一対一で施術接客する為、掛け持ちができませんが、痩身と美顔は2人で3~4人を掛け持ちしたりなんて、日常茶飯事でした。(予約が多くて忙しいという事と、各自が技術手当てを少しでも多く貰える様に。)痩身のお客様をサウナに入れて、美顔のお客様が一段落するとスチーマーを当てっぱなしで痩身のお客様の全身揉み出しマッサージをして、痩身のお客様に赤外線と低周波の器械を当てたまま美顔にもどり、またもほったらかし。でも、チケット上乗せや化粧品販売に脈があると今度は離れずお勧めトーク。それもその施術の間に、営業トークを進めなくてはいけませんが、もし販売に成功したとなると、施術終了後その手続きやら使用方法の説明をしなけばならないので、次の予約のお客様をしっかりお待たせしてしまうことになります。連携がスムーズにいく時はいいのですが、お待たせしすぎてクレームなんてのも日常茶飯事。また、夏場前の忙しいシーズンになると、オペレーターもカウンセラーも接客に忙しくて、事務所が空っぽになるんです。(受付係りもオペレーターとして狩り出される)だから、事務所で鳴り響く電話に誰も出られません。すると、暗黙の了解で事務所に近い個室状のブースから順番に、電話対応に出なければなりません。その間、またまたお客様はほったらかし。 退社する頃には、日々クレーム対処に追われていました。 コースの答えがでない。 最初カウンセラーが言った事と結果や料金が違う。 オペレーターが替わりすぎるし、技術の差がありすぎる。 接客態度が悪いし、売込みが強引。来るたびに勧められていやだ。 思ったように予約が取れない。 待たされる。 今思い出しても、よくやったなあと思います。 もちろん、ご満足頂く方もいらっしゃった(と思いたい)のですよ。 そのサロンは今でも健在ですから、私が『負け組』になったのでしょう。 あんまり暇でいらん事を綴ってしまった。昔を偲んでいる場合じゃなかばい! 追加。 本当に暇だったので、何度途中で帰ろうかと思ったが、この過去の愚痴日記を今までグダグダ書いていたお陰で、夜の10時ですが新規のご予約のお電話を頂ました。うれし~。格安エステで頑張るばい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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