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先ほど、高森の九十九曲がりという峠の事を書きました。
日光のいろは坂と違って実際には99もカーブは無いのですが その位峠が厳しいって言う事なのでしょう。 それで九十九で思い出したのが…。 宮部みゆきさんの江戸時代のちょっとした怪奇ものを扱った 短編を以前読んだのですが、その一つに『九十九神』と言うのが 出てくるお話がありました。 物を長く使うと、その道具などに神様が宿るとか。 それも100年かかって。 だから99年目でお払い箱になった道具は、恨みのこもった 『九十九神』となって、人様に悪さをするとか言う内容だったと 思います。 母は物が捨てられないタイプの古い人間。 (13年以上前のアイパックを使った位ですから。) 先日も40年近く前の木の机が邪魔になるので処分してほしいと 言ったが聞き入れてもらえなかった。 ずっと今の家に居たのならわかるけれど、父の仕事の為、25年前 までは1~3年に一度の転勤族でした。 その間、必要の無い家具、もう絶対袖を通さない服、履かない靴などを あっちこっちに運び廻っていたようです。 (だからといって、鑑定団に出せるようなプレミア物も無し。) そして、大き目の家具や道具には、必ず購入年月日とお店の名前や金額、 その時の父の給料までもが記されているのです。 昭和46年12月1日 ○○屋で求む ○○円 給料○○円 確かにそれを見ると、その頃が偲ばれて感慨深いものが無いではありま せんが、それこそ魂が宿っているようで複雑な気持ちです。 と、母のことを言う私も先日調子が悪くなったプリンターをまだ、そのままにしてます。 どうせまともに印刷できないと解っていても完全に壊れていないし インクがまだ残っているし…。捨てるのは有料かな? はい!今月のごみの収集までにはけじめをつけます。 気持ちが鈍るから、宣言しとこ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月07日 21時32分40秒
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