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テーマ:0歳児のママ集まれ~(7659)
カテゴリ:産後
12/2(日)朝放送したNHKニュースおはよう日本で取り上げられた
「産後クライシス」。 「産後クライシス」って最近よく耳にするけど、 クライシス=危機? 産後の夫婦仲の危機ってこと? 大げさじゃない? なーんて、思っていました。 父親である小山径アナウンサーが、「うちは大丈夫だよ~」という雰囲気を冒頭かもし出していて、共演の江崎史恵アナウンサーに突っ込まれてました。(お2人の小芝居がうまい!) 「産後クライシス」って言葉が一人歩きしてしまっているような感じがするけど、番組を視聴してみて、ようするに根本の原因は、 女性が母親になるタイミングと、 男性が父親になるタイミングの「タイムラグ」なのかな、 と思いました。 私たち夫婦は大丈夫!と思っているところに落とし穴は潜んでいるのかも。 ◇◇◇◇◇ 言い古されていることだけど、 女性はお腹に子が宿ってから、10か月かけて母親としての覚悟を決めて行く。 それに対して、男性はパートナーの妊娠中、 父親としての役割が人生に追加されることに無自覚、もしくは課題を先送りしていて、子が誕生してから父親の役割にようやく向き合う人がほとんどなんじゃないかな。 そして夫婦は、 子どもが生まれたら今よりもっと幸せな家族に「自動的に」なる とぼんやり思ってる。 実際はそれぞれ母親、父親としての役割が増えて、 その役割に馴染むのには時間がかかるのに。 そして子どもが増えて馴れない育児に追われ、 子の誕生前のように夫婦二人で意識をすり合わせする時間なんて意識して作っていない。 そして、親としての自覚が男性よりもできている女性側が、 育児と家事と、社会から孤立した孤独を、 パートナーである夫に言えずに一人抱え込んで、我慢する。 「私は仕事をしていない(もしくは休んでいる)。 だから育児と家事の大部分を引き受けるのは当たり前。 不満や不安や体の不調は我慢しなくちゃ」と。 そのとき父親である男性側は、こう思ってるんじゃないかな。 生まれたばかりの子は反応も薄いし、 泣いて、ミルク飲んで、とろとろと寝てるだけ。 なんか、妻も馴れない育児で大変そうだし、 赤ちゃんと2人で寝かせておいてあげよう。 「俺の出番はまだ当分ないな」 「子どもも生まれたんだし、仕事がんばって、残業もしていっぱい稼がなくちゃな」 「カミさんは今仕事していないし、家のことと子どものことはしばらく任せて大丈夫だろう」 「カミさんの実家が付いてるし、今は俺が口出ししちゃマズイだろう」 と、決め込んでしまうんじゃないかな。 産後、母親は体がツラいし、授乳リズムもつかめないし、孤独だし、 ホルモンバランスの急激な変化で精神状態は不安定だし、 本当は、今だからこそ、パートナーと気持ちを、大変さを共有したいのに。 そして時間が過ぎて、いつか母親側が爆発するのだ。 例えば、産後の興奮が覚めて、妻がまともな精神状態を取り戻し始めた頃に。 ベビーバスでの沐浴が終わって、父親が子どもと一緒にお風呂に入り始めたり、 「あー、うー」となんていう喃語が出始めて、父親が子をかわいいなと感じた頃に。 「こいつ、俺に似てかわいいなー」 「毎日お風呂に入れてあげて俺ってイクメン!」 父親がそう思ったころに、ふと感情を言葉に出したときに、 そんな、ふとしたきっかけで、そう何かの言葉の弾みで、 「今さら父親ヅラ?」 と母親が爆発するのだ。 今まで、私はこんなに我慢してきたのに。ツラかったのに。 孤独だったのに、と。 そのギャップが、きっと「産後クライシス」。 ★続きます→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月05日 09時15分44秒
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