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カテゴリ:太極拳
今、上海の音楽の世界で何が起きているかと言うと
ディスカウントです。 これまで、上流階級と一部特殊階級の芸事だった音楽の技術が 中流階級の急激な増加により、中流階層に向けたサービスの展開 が始まりました。 “より、音楽を身近な物に!!” と、言ったコンセプトでしょうか・・・・・・ 1つのスクールに沢山の“音楽の先生”を集め、通常のピアノ レッスンの価格の半値以下の金額で個人レッスンを行う。 目標は、中国のピアノ等の各種検定試験。 ・・・・・・これだけでは時間とお金の無駄だそうです。 本来、芸事、特に音楽や美術の関係で一流や本物を目指す場合、 個人的に先生を探すのが本道でした。 と言うのも、先生方も本来はどこかしらの音楽大学や専門学校に 所属しますが、突っ込んだレッスンになると特定の時間と環境を 利用したレッスンを行います。 心と時間と頭を使って、その生徒の現在に合った音楽を教え込みます。 教えている先生も“レベル”によりますが、ほぼ同じ過程を通って 音楽を理解し、上達を続けて先生若しくは音楽家になりました。 特に、中国では先生の給料が低いので、得てして技術を持った人は 家庭教師をします。レベルの高い先生は学校を離れます。 現在のディスカウントスクールでは数の理論です。ついでに、先生への 報酬は当たり前ですがピンハネ後の金額です。 先生を労働の資本として、そこに文化的価値を見出さずに更にディスカ ウントを要求すれば、最終的に先生たちはそれに合った教育のみを考え ます。 検定試験の通過です。 試験、試合と言うのはルールが合って、それは単にその箱の中で上達を 測る機会であって、試験や試合の通過のみを目標にすると世界が格段に 狭くなります。 でも、試験用の練習“模倣”“反復練習”を行う事でも試験の結果は出 ます。 例えば、語学の試験も同様の傾向がありますでしょ。 高い級を持っていても、必ずしも自在に喋る事が出来るわけではないし。 その試験の最高級を持っている人が最高レベルであった場合、それを 実戦・実践の場で生きるかどうか、明白です。 そして、何が起きるか。 続きは次回です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.29 10:48:23
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