陳氏太極拳、と、そんな生活

本日、太極拳教室の体験講座。

初めて、自分から教室を開くのです。今までは、
誰かしらの要請を受けて短期で教室を持ったり、
でした。

この度、自分の意思で人に技術を伝える作業を
始めました。

磨いてきた拳。まだまだのレベルですが、それでも
もう初めてもいい頃のようです。

今日は午前と午後、二箇所で講座でした。


ヘトヘトです。

気を使いすぎました。



控え室でフリーペーパーを見て驚きました。
私の写真入で広告が出ています。


『温県陳家溝で修行をしてきた暗黒寺壱級・・・・』
と、書かれています。


俺は、温県陳家溝の師父の下で６年修行を続けています。
陳家溝に住んでいるわけでもないし、師父自体が洛陽に
引っ越しているので・・・・・


まあ、洛陽と陳家溝だと、車で１時間強程度・・・・

とは言え、陳家溝に行ったと言うとインパクトがあります。


でも・・・・・

たとえ陳家溝で生活したとしてもしっかりした先生に付かないと
意味が無いです。・・・・・どの芸事でもそうですが。

陳家溝に行っても、武術学校で日々を過すパターンもあります。
中には武術学校への１年の留学と、武術学校に子供の頃から
通っている人では進歩の内容が全く違うのです。キツイと思います。

行く度に違う先生に習う人もいます。陳氏太極拳は内家拳。日々
練習に変化があります。進歩によって指導が変わります。新しい
先生に付くと、それまで身に付けた事を最初からやり直しに成る
可能性があります。主治医の先生に付いた方が安全なのと似ている
かもしれません。

ただし、陳家溝で生活するというのは利点があります。
これは、他のところではナカナカ得られない事。それは、
“源流の地で修行する覚悟”
住んでいる人達に根付いた意地。そこで暮らす人達の息吹を
感じる事。必然的にみんな太極拳について理解があって、
太極拳の生活観の中で“切磋琢磨”が発生する事。


俺の、陳家溝の伝人に育てられたっていうのとはちょっと
違うと思います。縁が有ったというか。最初から内弟子の
様に育ててもらったので、太極拳の考え方から叩き込まれた
感じ。

例えば陳小王大師叔（師爺の兄弟子・系統として掌門）は外国。

『日本に引っ越した陳家溝の○○と言う人の元で修行した』
　　
　　　　　　　が　　　　　　　

『陳家溝で修行した』

こりゃ、ダイブ違います。教えた人が見たら普通怒ります。


マイッタマイッタ。


家の師父や師兄達は笑っておしまいでしょうが、この世界では
細かい事に突っ込みを入れる人もいそうで。


まったくもう！！！！

広告がでるなら、原稿のチェックはしましょう！！俺！！