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カテゴリ:生活
剣池を見てから、食事に移動です。
田舎料理と言っていましたが、十分美味しかったです。 山菜が比較的多かったなあ。 ご飯を食べると、当然眠くなります。 バスに乗ると、皆さんグッタリ。相変わらずのクネクネ一本道。 クネクネ降りていきます。 ・・・・・・・・三十分ほど進んで、私は少し眠りから覚め。 『おー30分経った・・・・』 と思い、前を見ると、車3台がユックリクネクネ進んでいます。 そして、前を進む2台目が突然急停車、 ガツンっ と言う大した事の無い音と、衝撃。 連れは前方に軽く投げ出され、その他乗客も 『うぉおおお』とか『ひぃやああ』とか 瞬間の、意識の無い所でのパニックには、皆さん 『アイヤ~』 では無いようです。 全員むくむくと動き出し、各々バスを降ります。 前方のセダン(日産か?)の後部ガラスは大破。 乗っていた家族には怪我はありません。 急停止した車は既に逃走しています。 バスの運転手も、車の運転手も、お互い、前の車の 急停止が原因と知っているので、困った顔です。 怒っているのが私の連れ。開いた座席で横になって 寝ていたので、急停車で床に転げ落ちちゃったのです。 『壱級っ!!あんた、何処見てんのよっ!!!!』 それはムリっ!!! 明らかに2000元を超える損害の事故である場合、 事故現場は動かせないそうで、警察が来るまで一時間 釘付け、そして、一本道は渋滞です。 周囲を見渡すと、田んぼ、養殖蜂蜜の箱、竹林。 やれやれデス。 やっと、警察が来て、事故現場の確認。 その後、湖州市内の警察本署へ。 時間は4時です。 本来なら、6時には上海についていて、鳥白湯という お店へ鍋を食べに行っている時間でした。 どうやら、相手の車が蘇州ナンバー、バスは上海。 ココは湖州・・・・・・・・・・・・ しかも、国慶節の連休です。 警察のおじさん達も、めんどくさいのでしょうか、 処理が格段に遅いらしく、5時には終わる予定が・・・・ ついでに、保険屋サンも確認に来てくれません。 ありゃ~。 時間はドンドン過ぎます。 めいめい、散歩に行きますが、中には湖州の地鶏(活きてる)を 買ってくるオバチャンも。 それまでおとなしかった子供たちも、トラブルを経験後、仲良く 成ったらしく、大暴れです。 ここで、私と他の日系商社に勤める叔父さんと話題になったのが 『これが日本人のツアーだったらクレームがスゴイだろうねぇ』 です。 ここは海外、中国、しかも現地ツアーの地方便です。 どんなに、最近はサービスが整っていても、“ハリボテ感”は ぬぐえません。ただ、現地なりの温かさがあり、それが楽しい。 当たり前ですが、日本系の会社さんが企画するツアーより安いで しょうし・・・・・・日系はこう言うツアーは組まないかもし れませんが。 安いは安いなりです。地方には地方なりです。 リスクはあります。海外に行けば必ず大きなギャップにぶち当たります。 でも、日本の人は、日本より安く、しかも日本以上のサービスを 求めます。文句が多いようです。 そして、この手の“海外特有”“中国特有”の理不尽さに直面した時、 大爆発です。 『コッチは金払ってんだぞっ!!!』 いやいや、それは海外では避けられないギャップなので・・・・ その点、中国人はおおらかと言うか、起きてしまった事に対して 固執しないというか、(それが仕事にも出ているのがこまるけど)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ ・・・ ・ が、プチッと不平が起りました。 『コンナ時間まで待たせて、あんた達っ!!ナントカしなさいよっ おなかが減ったじゃないのっ!!!!』 『待たされっぱなしじゃ、鶏が死んじゃうっ!!!!』 ・・・・・・すげぇ文句のつけ方だ。 まあ、しょうがないです。だって、事故から5時間待たされたのです。 ついにオバチャンたち、行動を起こし、入ってきたパトカーの前に 仁王立ち 『あんた達、国慶節でお休みはわかるが、あたしら老百姓(民衆の事)が こんな苦難にあっている時に、ナントカしようとは思わんのかっ!!』 『問題が解決しないなら、あんた達もここで一晩一緒にいなっ!!!』 すげぇ~、プチ、暴動だよ・・・・・ 20人に囲まれたパトカー、 出てきた御巡りさんも、一歩二歩と後ずさりです。 それから、15分ほどで、開放の許可が出て、一行はバスに乗り込みました。 近くのレストランで火鍋、既に時間は8時半です。 かわいそうに、食事はバスの運転手さんの自腹です。 彼も 『自分のせいでは無いが、ここで誠意を見せないと、きっと 面倒がおこるぞ』 と言う事を経験として持っているのでしょう。食事パワー健在。 食事中も、なんでだか、地元の御巡りさん達を呼んで宴席を設けてます。 旅行のガイドさんが、一生懸命、穏便に事を進めるよう、開放後も問題 無いようにお願いしています。 日本じゃ『収○』に当たります。でも、これが中国。 このギャップについて飲み込む力と気力が無ければ、本当にタイヘンデス。 上海とかでも、やはり、外人に向けてパッキングされた『表面』が我々 外国人が見る世界になってきています。 現地で頑張る人はタイヘンデス・・・・日本の皆さん、あまり苛めないで。 9時少し、開放されました。レストランでも交渉は続いていたようです。 そして、バスは進み、家に着いたのが11時半。 お土産の袋を開けて、シャワーを浴びて寝ました。 あーおもしろかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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