陳氏太極拳、と、そんな生活

いやはや、忙しかったです。

まるまる１月休めなかったのですが、今日明日は連休！！

では、部屋の掃除と、書類の整理、そして練習！！！



昨日、午後の教室の後、生徒さんに質問を受けました。
イロイロ、護身術的なこと。

オレの教室は健康体操、体術を学ぶ事で普段使わない、
使わなくなった動きをしながら体力の増進。
勿論、太極拳の理論に則っての授業ですから、老架一套
を使っての授業です。

まあ、陳氏太極拳、最初に体の動かし方を覚えるのが大変
ですので、武術的要素を含めつつ授業です。その方が
みなさん興味も出るし。


恐ろしいのが、その教えた技が直ぐ出来ると勘違いされそうな
事。体術なので体がその法則で動けない限り、机上の空論。
大体、武術より近代スポーツや格闘術の方が強くなるには
手っ取り早いです。体術よりも空手の破壊技やボクシングの
連打の方が効果がわかりやすく練習もし易い。


護身術の話になりました。

護身術って言うけど、護身と言うより、破壊術になっている
気がするのです。
“こう相手の腕を取って、こう打つ”
“こうして関節を取って・・・・”

いえ、それじゃ、技が決まらなかった相手が逆上しちゃいます。
相手は完全戦闘体制、こちらは突発のトラブル。
相手の破壊の高ぶりと自分の恐怖心。
相手の怒涛の勢いと自分の硬直。

すべきは防御と逃走への布石、確実な脱出。

大体、一番大切なのは危ない所に行かないって事。

んな事を話していたら、生徒さんから

『太極拳は気で遠くの敵をぶっ飛ばしたりしないんですか？？』



いや、こんな事が出来たら、軒並み逮捕。
危険分子として今頃太極拳は途絶えています。若しくはこの世の
歴史は変わっていますよ。
少なくとも、オレは見たことが無い。ついでに、オレの教室では
師父の教えと同じく、当たり前の陳氏太極拳を教えるのみです。
健康第一。

気はあっても、ぶっ飛ばすより健康の為。