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カテゴリ:生活
雛祭りの翌日・・・
3月3日ですが、オレ、もといっ!! 私は仕事の依頼にて シンセンへ飛びました。 早朝の8時の便です。早朝の虹橋空港には出張者でにぎわっています。 今回のミッションは“シンセンの工場仮想ラインの整備”です。 某日本の会社さんがタイアップした、ナカナカ力のある工場さんですが、 やはり新規物件に対して既存のマンパワーを裂く訳に行かず、それに 気が付かなかった日本側と少し意識の食い違いやらが出ているらしく。 到着後、数件の問題を発見し、臨時的に解消。私の経験上、問題の解決 それ自体は然程難しくは無いのです。 私、工程管理研究舎の仕事はあくまで“原因の解明”“状況の見直し” “改善”“実務サポート”“実行”“監督指導のサポート”ですので。 私がいつも驚くのは、中国側はそれなりに生産設備や人の配備をして くれるのですが、日本側は即、それに任せ切にしてしまう事。 試作レベルなら良いとして、量産や量産試作であれば立ち会って、一発 目の問題点や実情・・・・“現実”を把握しないと改善点が単なる 問題点と不満に変わってしまう。 ここは外国で、かの、“中国”って事を言葉と文化の苦労でちょっとの 拍子で忘れてしまう。 安いのには理由があって、安定する仕組みを監督する仕組みが出来るまで、 買い手の意思を込めなければ回んないです。初期開発費用を渋ったり、 人材の投入を怠ると、結局時間だけ掛かって頓挫します。 状況は刻々変わるし、初期の調査に見合った予算で一気に時間を掛けず 計画された水準まで実行し、償却もしくは回収していかなくては、単なる 浪費になっちゃいます。 最初は“若造が来たなぁ~”と怪訝そうな日中のスタッフさん達も、半日 過ぎる頃にはだいぶ打ち解ける事が出来て一安心。 何しろ、中国と関わって16年ですから。仕事で関わって8年ですので。 何しろ、私の言葉や分析は“本来、気が付いて、やっておいて然るべき” な単純な積み重ねなので。 日本側の意識と理想、日本語での準備の精度が高ければ高いほど、私の力は コンバーターとして発揮されます。準備が少ないと、コンバーターとしての 力を出す前に、日本側の調整を先に済まさなくてはなりません。 今回、うれしかったのは、シンセンの工場が比較的チームワークに優れ、 日本側の要求に対し、積極対応してくれる事。 準備不足も、段階を踏めばいけるって実感。 頑張れ日本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.12 09:11:06
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