陳氏太極拳、と、そんな生活

今週は楽をするはずでしたが・・・・・・・・・・


２期目の仕事がどうやら前倒しになりそうな勢い。
日本側のエージェントとの作戦で、先にやった方が
どう考えてもお客さんの為になるし、工場も回転し
易いだろうと言う提案にお客さんが本腰あげて来た
ようです。


うー、緊張します。


と、ひとつ回ると次の仕事や別の仕事もドンっドンっ
と言う感じで依頼が入ります。

同様の加工で、既存工場であれば電話・メール・ファッ
クスで話が進みますけど、新規の場合でお客さんも新規
の場合は絶対に工場で社長の顔を見ながら話をしないと
危険きわまります。

と言うわけですので、「●り●●」とかの紹介サイトを
利用した場合、のちの管理リスクはやはり買い手が行う
事をお勧めします。開発費用としてしばらくは直接はり
つかないといかんと言う事です。

中国の人は

「大丈夫、もっと難しいものをやって来た」
「今、どういうものをやってますか？あー、それなら
　うちでも出来る。簡単簡単（分野違いでも）」

と、平気で言います。


ズバリ、そう言う場合、絶対出来ません。
出来る工場もあるかもしれませんが、そう言う場合は
危ないと言うのがコチラでの定説です。

既存の製作品でも、日本仕様に合わせるためにはやはり
初回は小ロット・そして製造過程を見に行かないと危な
いのです。

もちろん、その前に日本側の要求が整理されていないと、
単なる物見遊山になってしまいますが。



と、言う事を改めて肝に銘じて、二泊三日の出張です。



初日の工場が私の既存製作品の写真を参照して、
「その製品もうちにやらせてくれ、断然簡単！！」

プラスチック日用品の製造工場が真顔で言ってきました。
私の既存品は鉄金属による構造体・部品加工です。
プラの工場は確かに既存の日用品は良いレベルですが。

ですので、やんわりお断りをして、日用品のみで話を
進めました。

翌日、ためしにメイン工場にプラ日用品を作れるか聞い
てみたところ、

「かんべんしてくれ、うちはプレス・溶接がメインだよ」

と、言われて安心しました。




ここから後は、個人的な交流でのお話。
注意！個人的に仲が良くても、製品に対するアプローチは
変えられません。そこはお互いに認識しているところです。

中国のマトモナ感覚を持っている人の場合だと、ワザワザ
足を運んでくれた外地の人を歓待するのはどうやら当り前で、
過剰に熱意があるようで・・・・・

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二日目の工場で打ち合わせ後、

よしっ！今後も頑張ろう！！今日はうちで飯食って行け

と、言われ、社長の自宅に招かれました。

さんざんご飯を食べて、お土産も貰って帰りました。

お土産は海産物の干物です。
寧波は古くからの港街なので、海鮮が美味しい。
以前からねらっていた干物各種をついにゲット！！！！



家に帰ってから、表面を洗ってお皿に入れ、そのまま
蒸して食べました。

塩辛いですがアミノ酸の旨みがスコブル強くて、なんだか
日本のカタクチイワシ+塩辛な味わいでした。

これ、日本酒に合います！！



ところで、この時期は

ヤンメイ（楊梅）の季節。山イチゴです。

初日の工場の所在地はヤンメイの産地として有名なところで
上海からもヤンメイ摘みツアーが組まれるほどです
初物が当日の朝市場に来たと言う事で、技術長が移動中に
市場に寄ってくれました。

ちょっとつまむ程度食べてみたいです。


と、言ったところ、


「壱球代表が来たのに、つまむだけなんてオレのメンツが許さん」
この工場は上海の電気工場からの紹介だったので・・・・

と、五キロプレゼントされました。



その後の移動が大変だったこと・・・・・

ヤンメイは日持ちのしない果物ですが、新鮮だったので
家に帰ってからもおいしかったです。
家人も大喜びでした。



しかし、重かったなー。