陳氏太極拳、と、そんな生活

呼吸と太極拳の続きです。

いまいち信じがたい事に、あの私の師父、メンドクがり
の師父が、ブログを開設。
なんでも、現在の生徒からも遠方から訪ねてくる人も
質問事項で同じような内容が多いので、じゃあ、ネットで
答えちゃえ！！
と、思ったそうです。
たぶん、ＰＣに打ち込んでるのは生徒さんだろうなあ・・・

で、師父の方でも呼吸について書いています。

内容は私のする回答よりも昔から陳氏で伝えられる方法と
実際の感覚を交えて書いています。


こちらが師父の原文（楽天ブログにはコピーできなかった
ので、興味のある人は見て見て下さい。）

《意訳》

無駄事を考えず、体内の気（使い切ったエネルギーと言うか、
老廃物的な力の代謝と言うか）を外に出し、自分の立ち位置を
確保する。目視したものを意識して再び感じ取る(周囲に気を
配る)、静かに光を含み、深くもなく浅くもなく一定の落ち着
いた呼吸をつづける。自分の力を内部に貯めていき、さながら
玄関からではすべて家の中が見えないかのように、外に自分の
動きや力を見えるようにする事はしない。
練習が正しく、長くやっていれば、水の中から炎が立ち上る様
な、雪の中から花が突然開くかのように（あり得ない爆発的な
変化が）両方の腎に湯気のように、膀胱からは炎の様に真気が
自然と満ち足りる。任督は車の車輪の様に連携し（任督は気脈
のなかでも大切な２本の流れ）四肢は盤石のように堅牢になり
、意識から無駄をなくした様は天地の動きの如く。動作で注意
するべき事は、軽々と動き、ゆるゆると（停止する状態までの
変化が分からない様に）動きを止め、ただ意思を持ってして動
く（反動や重力を使わない）。すなわち、火と水が自然に混じ
り合っているように（ここでの水と火は漢方の五行節での相反
するエネルギーの意味。長く続けばその火と水の上下する様
（注意：循環の事）はミカンの木が水を吸う化の様で、稲穂に
朝露が出来る様なもの。そして一粒の大きな露がまるで稲穂に
できた大きな米粒の様に、黄金の田んぼの中に落ちて行く。こ
のようなレベルまで達した時、意識や技術がばらばらになり、
するべき意識とは違う方に進んだり、滞ったり留まったり止め
たりしない様に注意する事。レベルが成った後、力を外に出し
続ける生活をしたり、練習や力の運行を止めると、気の凝縮さ
れた力を練り上げる事は出来ない。


翻訳、以上！！！



すさまじく、文語体です。

一人では分かんないので、家人に手伝ってもらいました。
内容自体、以前教えてもらった事なのですが、古典がワカラン
と、翻訳できないらしく・・・・・大変でした。


で、太極拳は呼吸法？について。

太極拳は呼吸法を学ぶものではないです。呼吸は生きる上での
活動の一部で、身体運動の中でも自然なところです。
身体操作に合わせて自然に呼吸が生まれます。
従って、太極拳＝呼吸方法と言うのは極端な解釈ですね。


太極拳と呼吸の関係、おしまい！！