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カテゴリ:太極拳
このブログは上海浦東で日本人向けに太極拳の指導を
している私、通称:暗黒寺のブログです。 今日の内容も、9年前に陳氏太極拳に出会った、洛陽 でのお話の続きです。 ・・・・・・・・・・@ 当時から私はある程度の中国語がしゃべる事ができたの ですが、問題がありました。 1、 河南省の方言はサッパリわからん。 2、 師父は標準語をしゃべるが、説明が古文体。 3、 太極拳の用語自体、難解。 ・・・・・・先ず、1の河南方言と言うのは、中国の標準語 普通話と言うのが話せたとしても、カナリ厳しいでしょう。 理由は、中国語には四声と言う発音上の抑揚があるのですが、 河南方言はこれが普通話とは基準が違うのです。 しかも、河南・洛陽は古都なので、皆自分の文化に誇りがあっ て無理に普通話を使う必要なし! と考えている人もいるらし いのです。 従いまして、その他の人が師父に河南方言で質問していると、 もう、さっぱりわかりません。 ちなみに、上海と北京の友人は河南方言はカナリ解りにくい! と、話しています。 ・・・・ですので、そう言う河南で、なお且つ閉鎖的な世界で 昔の人が数日間で太極拳の極意を身につけたと言うのはナカナカ 難しい話と感じます。 また、日本の人がここで短期間の間に太極拳を身につけるのも 大分大変です。 文化差異だけでなく、ホントに言葉がサッパリ。 数日いただけとか、逆に数日間招いて詳しい内容を身につけると 言うのは難易度高いかと思います・・・・もう、地道しかないです。 地元の人と一緒で、地道に練習して、指導を受けていくしかない と思います。長くいれば、仲良くなれるし、時間と共に色々交流 できますし。 2の師父の文語調の説明・・・・・ 太極拳の太極拳っぽい古文調と言う理由だけでなく、何だか 説明する言葉が日常用語と違うのです。 当時、師父は45歳。 そんなに年行ってないし、結構気さくな人なんですが・・・・ 3の太極拳の用語ですが、これも中国人でも分かりにくい言葉 いわゆる文化用語の連携がありますので、ある程度の文化の素養 が無いとかなりきついです。 私と師父がこれらの問題(?)を克服した方法は・・・・・ 1、説明で単語が分からない度に説明中断。漢字を幾つか書いて もらい、その中から分かった単語で再度説明開始。 全部説明が終わった後、内容を再度確認して、本来使われて いる漢字で再説明。その後、動作実践。 2、私自身にたまたま、孫子、漢方の知識があったので理解が出来た。 3、中国武術の知識が少なかったので、意外と素直に話が聞けた。 ついでに孫子、漢方とかある程度の知識が有った。 です。もっとも、説明が終了し、練習が終わった帰り道、一緒に 練習を始めた人に聞いてみると、 「実はサッパリ言っている意味がわかんねぇよ」 との事で・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まあ、逆に言うと、私の場合、直ぐに理解が出来ない分、頑張って 質問するので、理解度も進度も良かったような気がします・・・・ 説明を受けた後、練習して身体が理解するまでまた時間が掛かります。 その辺、少しめんどくさい所ですが、理解した事と動きが一致し始め るとそれはそれは嬉しいです。 兄弟ブログ 浦東太極拳倶楽部より 別のアプローチで太極拳全般と言うか、太極拳に 興味が出始めた人向けに書いてます。練習の時の 気持のありようなど、参考になればと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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