陳氏太極拳、と、そんな生活

このブログは上海浦東で日本人向けに太極拳教室を
している私、通称：暗黒寺のブログです。

今日の内容も、９年前に陳氏太極拳に出会った、洛陽
でのお話の続きです。

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鄭旭東師父が広州から帰ってきたころ、広州から２人の学生が
一緒にやってきました。
二人とも元人民解放軍で、片方は河南軍の武術大会でチャンプ
とった人です。ありゃまー。
もう一人はその弟分なのです。弟分は広州で武術の外家拳の
指導員やってたそうです。テレビ出演ありの男前です。




兄貴分（元チャンプ）は飲み込みが遅いっ！！まあ、私よりは
早かった事は言うまでもないです。一方の弟分の方は言われた事
師父の動きを直ぐに真似ができます。

後から来た彼はどんどん新しい動きを身につけます。

私はいつまでたっても最初の金剛搗捶です。やっと前に進んで
やっと５つの動作が出来たら、金剛搗捶を最初からやり直し。

「まあ、オレ、才能ないし、体力ないししょうがない
　先生の言う事聞いてちゃんと練習してれば、そのうち
　イイことあるだろうなあ」

と、達観しつつ・・・・・・。





弟分は、当時の俺がどんなに頑張っても出なかった破発
力がバンバン出ます。師父がやっているのと同じところで。
同じように動いても、私のは
　へこっ！
と、言う感じです。自信を失います。

もっとも、自信も何も、練習を始めてわずか半年。ホンモノ
を身につけるにはまだまだ当然時間がかかります。
ついでに、破発力、日本語で言うとハッケイ。
当時の彼のは、彼が以前練習していた他の武術の力で師父の
外見だけ真似したもので、太極拳のそれとは違うモノでした。

今も、私の教室ではそう言う打撃の力は最も重要とは考え
ていません。有った方がまあいいですけど、それは太極拳の
一部ですし。
やはり大切なのは、先ずは太極拳の身体を作る事。
師父も、振脚（足で地を打ち鳴らす動作）も軽く、破発力を
出すより、動作が途切れない事が大切で、それができれば
破発力は勝手に備わる！！
と、言う主旨の事を何度も話していたので・・・・・・


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兄弟ブログ
浦東太極拳教室より

別のアプローチで太極拳全般と言うか、太極拳に
興味が出始めた人向けに書いてます。練習の時の
気持のありようなど、参考になればと思います。