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カテゴリ:太極拳
上海で太極拳、陳氏太極拳の教室からレポートです。
と、 浦東太極拳教室、浦東と言うのはですね、 上海は外灘(バンド)と呼ばれる、観光地、その 脇を流れる黄浦江と言う川が流れていまして、 その西を浦西、東を浦東 と称するのです。 もともと、浦西の方が発達していた上、西の方に 領事館や外人居留地が多かったので、その分そちら の方が発達していました。 上海・中国への投資が盛んになるにつれ、浦東も 段々開発が進み、近年では浦東も大きなビジネス街 が出来ています。 そう言う所のダウンタウンに私は教室を構えています。 と、 あまり、技術的な事はブログなどでは書かない様にしてい ますが、師父に確認したらこの位の内容だったら書いても 構わないとの事ですので・・・・・・ 今回は気功のお話。 元々、太極拳自体が気功を含んでいます。 基本は四肢をしぼませることなく、意識して身体の中の 力を上下させることなのですが、まあ、その辺は各 先生が御指導してくれると思います。 繰り返すと、陳氏太極拳は練習内容自体に気功を含んで います。ですので、ストレッチしたり、気功体操したり そう言う事は一切いりません。本来は。 陳家溝は陳氏太極拳で運動しますので。 気功についてですが、実は単純に練習しています。 別に、立禅というか、ザンジュアン功(站?功)とか、 しなくてもいいです。動作による循環も大切なので。 このザンジュアン、元々北派拳の人達が練習していた そうで、近代、太極拳の教室でも取り入れられました。 陳家溝の武術教室でもそう言う練習をしているところは あります。まあ、サンドバッグ打ったり、ウェイトトレー ニングしたり、現代的ですので、色々取り入れるとこ ろはあるでしょう。 足を開いて、中腰になって、手を軽く前に出して気を 練るらしいです。 ですが、私は師父の教え通り、ザンジュアンはしなく ても良いと指導しています。 太極拳は動きながら身体の中の動きも整えます。 そうするには、力みのない動きが不可欠です。力みなく 動きながら、意識も巡らすと言うのがとても大変なので、 近代では皆、ザンジュアンを練習して、力みをとったり 内部の動きを整えてから太極拳を練習するのが多数の 様です。 師娘曰く 『陳家溝ではこれを推奨する人は少ない。 なぜなら、動きながら内部を操作する のが面倒でも、そうする事での効果が あるから。』 このザンジュアンと言うのは日本ではタントウと呼ばれて います。タブン、訓読みにするとそうなるからだと 思います。 私がザンジュアンと書いているのは、中国語読みの場合。 太極拳は循環です。動きながら、また“自然な静止状態” で段々とそう言う気功をしていくのです。 ザンチュンは即効性がありますが、陳氏の旧来の練習法 だと、気の実感を得るのに効率と言うか、ある程度の 練習量が必要になります。ですが、練習すればいいだけ のはなしですので・・・・・ 実践。 身体の前面の力を程良く抜きます。 特に胸の真ん中当たり、それとお腹~下腹部の力をゆるめます。 太極拳の各ポージング(?)と言うか、決め!の所で、 身体の力が下腹部、おへその下まで下がる事を意識します。 下がった、と、言う気がしたら、若しくはそう思い込んで 次の動作開始です。 ざっくり書くとこんな感じ。 任脈と督脈について、まあ、正面を下げるので、任脈を下げて いると思ってもらって構いませんが、これは練習の第一歩です。 何となく、前が下がるから後ろの督脈は上に上がる!と思うのも まあいいです。 ですが、循環です。その逆も当然ながら発生します。 重要なのは、前面を程良く力を抜いて、中の意識を下に下げる と言う事。これが出来てから、段々、次の事が出てきます。 丹田に溜めるとかそう言う事は考えなくていいです。 ついでに、上に上がるのは自然に上がりますので、前面から 上に上がるのも当然あります。 ・・・・・凄くオカルトな話題になりかねませんが、まあ、 陳氏太極拳はこうして身体の健康を鍛えます。 気が云々と言うと、相当怪しい話になりかねないですけど、 太極拳と言うか、東洋医術や健康法には欠かせない考えで、 こちら中国では日常用語かもしれないくらい普通です。 任脈と督脈の流れがスムーズになると、四肢にも力が伝わり 安くなるので、最初はこの様に練習する方が良いと思います。 より詳しい事は、教室で直接指導で無いと難しいのですが、 この位でしたら参考に派なるかと思います。 螺旋とか、そう言うのはその後でも十分だと思ってます。 気を先ずこう言う風に巡らせて云々・・・・と言うより簡単 ですが、大切なのは動作の過程で常々することなのです。 胸とお腹の力を緩めて、気持ちとチカラをふーっと下げる! 以上です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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