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カテゴリ:太極拳
上海浦東で太極拳教室をしていて、そんな生活なブログで
レポート。 再開!! 先日、友人が家に遊びに来た時に話題に上がった事を少し。 その友人は日本で格闘技を長く学び、上海である人の紹介を得て 某中国武術の教室に通う事になりました。 それからしばらくたっていたので、その後の練習は如何でしょうか? と、尋ねたところ・・・・・ 以前そこで楽しく中国拳法の練習を始めていたのですが、段々、 『何だか、直ぐに強くなっちゃう話』 『他の武術や格闘技より絶対強い』 等などの会話と先生の前で平気でタバコ吸っちゃう環境に虚しく なっちゃったそうです。 基本的に、何でも技術を身につけるには練習です。 ある程度の段階までそれこそ遮二無二練習。 そうすると、段々自分の技術に誇りを持つようになります。 自分の技術に誇りを持つと、自分の技術や環境に尊敬を 持つようになります。 良い先生につくと、他の技術に対しての尊敬も生まれます。 自分の技術に誇りを持つと努力と身につけた技術を大切に しようとします。 ってか、それは当然だと思うのです。インスタントに身に付けた ものなら、簡単に別のモノに置き換えようとするだろうし。 伝統武術に限らず、伝統技芸・芸術を修めるにはそれなりの段階 時間、努力、運、縁が必要です。そのどれが欠けてもナカナカ 習得は大変です。 先生にも生徒さんにも育む努力が不可欠ですので、身に付けた 技術は自分にとっても先生にとっても宝となるわけです。 こう言う過程を通ると、別の技術に対して、伝統に対して尊重と 言うか、畏怖と言うかそういモノが同時に生まれてきます。 そうなると、改めて自分の技術をもっと大事に磨こうと・・・・ その友人は日本でずっとある格闘技をやっていたそうですので、 中国武術に興味しんしんで楽しみにしていたそうですが、さすがに 『昔やっていた技術の否定』 『今ある環境を大切にしているように見えない』 等などの出来事に段々寒々としてしまったそうです。 ○○よりうちは強い! とか、 ○○は○○よりお得、とかではなく、 先ずは昨日より今日の自分に満足できるかどうかで学ぶ対象が 決まっていくのではないかと思います。 ホントに強くなるには、やっぱりどの武術でも毎日沢山練習しないと ダメの様です。 中国武術では得てして、あれは間違ってる、あんなのは偽だ! という解釈を大声でされる人を見受けます。 それって、中国国内でもそんな感じの様です。 でも、シャカリキに練習した事のある人は、後のトラブルが恐いし 何より他の努力を否定したくないので、あまりそう言う発言は しません。大体、間違いを指摘しても、正しく直す責任は取れない ですし。間違いを直すのはやはり自分の教室、自分の練習、手の とどく範囲が精いっぱいだと思うのです。 健康も強さも、比較するより練習が大切なのです。 ついでに、すがすがしい感覚も大事ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.28 14:37:02
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