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カテゴリ:太極拳
上海浦東で太極拳教室の太極拳にまつわるブログです。
さて、春節突入しました。 本来、太極拳の練習には御休みなんかないのですが、そうも 言ってられません。 先週、当教室もトラ年最後の練習となりました。 当日、キックボクシング等を練習してきた友人が見学にやって きました。 良い機会でしたので、教室の生徒さん達に以前から話していた、 受けると吹っ飛ぶとか、そう言う事より自分が変化する体術が 大切と言う事を友人の動きを借りて説明を出来ました。 キック、空手、ボクシング等等、中国武術では無いですが、 気と言うか内力と言うか、そう言うのは自然と練習しています。 身体を動かすのです。人体ですから当然ながら身体の中も 循環します。専用のうごきをバリバリ練習するのですから、 当然、身体の中もそれに合わせて動く練習だと言う事。 この当たり前の事を忘れてしまうと、太極拳とか中国武術、 特に内家拳の修行者は中国武術で受けたり技を掛けると 相手は吹っ飛んでくれたり、技に掛かってくれると思っちゃう 様です。 私、空手やってたので解るのですが、当然ながら空手には 連撃、コンビネーションがあります。そして、受けられてよろ けたり、崩されたりしない鍛え方と技術が有ります。 色々な武術やら格闘技にはそれぞれの形と得意な間合い 法則があるのです。こちらが技出したら素直に乗ってくれる と言うのは実際にはあり得ません。抵抗するのが普通で、 向こうは向こうの技が出てくるのが当たり前の事象です。 てな話を、実際にキックをやっている人と生徒さんの前で 実演出来た事はとても有意義だったと思います。 一般的に太極拳の先生は、 こう受けて、こう打つ 的な説明をする人が多いと思います。日本でとある先生と 話した時もそんな感じの説明をしていました。 でも、相手は木石ではないので、向こうもよけるし、動くし。 平たく言うと、そんなに簡単に技はかかんないです。 こちらは素直に変化できる身体を作るのが正しくて、 相手をふっ飛ばしたり吹っ飛んでくれるのを期待して練習 するのはチョッとずれた発想なのかもしれません。 (その発想・意念ゼロでもダメなのですが・・・・) ちなみに、友人は180cm体重差30kg 間合いについても 立体の大きさについても、進行ベクトルの 大きさ、強さについても、まったく話にならない規模の違い があります。私は小柄代表みたいな人ですし。 生徒さんも、こう言う規格の違いがあると言うのが分かった 上で、現実・実物を想定出来た時点で、力で押したり弾くの ではなく、自分自身を変化させる体術を磨くと言う事が分かる と思いました。 さて、私の教室では別に強さを追求しているわけではないです。 蹴ったり折ったり、殴ったり、そう言うのは現実には相当イヤ。 ドン引きです。 でも、上記の現実・実物を想定して身体を動かす事は実はとても 重要なのです。実物を想定し、のびのびと現実の事象に近づけて 動く事、練習する事。そうすると綺麗に流れるように動こうと 言う意思が働くわけです。 バシッ! ドカッ! ではなく、ふわーり、くるーり・・・・みたいな。 何しろ、美しく動けて、無理無く変化する。 重複しますが、美しく動き変化していく事は綺麗な身体、 健康に繋がるのです。 教室が終わって、みんなで忘年会を行い、そんな話も出来ま した。 表面的だったり、その場かぎりの技術とかではなく、身体全体を 綺麗に鍛えて、内面的に無理なく輝ける美しさが良いですね。 さて、春節前の仕事もほぼ終わりました。 これから、家内の親戚と宴会に向け、即効着替え無ければなり ません。 春節とは旧暦での御正月の事。 本日は旧暦での大みそか。 そんなわけで、良いお年を・・・・・新年快楽! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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