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カテゴリ:太極拳
日本の皆さん、頑張っていらっしゃいますか?
陳氏太極拳を上海浦東で教えています浦東太極拳教室から。 今日は太極拳のお話。 まあ、色々と説はありますが、残っている文献を見ても 陳氏太極拳が太極拳の元になっているようです。 派生して行った理由の一つに、とっつきにくいと言うか、 練習効率の悪さがあると思います。 同時に教える方も大変です。 今では大分普及しましたが、それでも、伝統的な技術と 教え方で学ぶと大変です。 一つの動きの法則を覚える為に、何度も何度も同じ動作を 繰り返し、繰り返しては修正します。 そうするうちに体力もついていきますが。 私の場合、太極拳を始めたころの体力が全く酷いものでした ので、他の練習生の進歩にまるっきりついていけませんでした。 ですから、 「才能ない分、とりあえず練習」 「先生が教えてくれるうちにしっかり学んでおこう!」 と、意識を切り替えてました。 この手の伝統技芸の習い事では、 「御金をあげるからサービスしてくれる人」=先生 と、言うのはあり得ません。 それどころか、月謝を払っても奥の技術を教えてもらうには 中々時間が掛かるのです。 私が師父の所で練習していた掛け出し当時は、うちの師父 「君に教える事はもうない」 と言う事をやんわり宣言して、後は出入り禁止、来ても全く 教えないと言う事も良く見ました。 体験レッスン?みたいな事が普通になっている現代とは だいぶ違うと言えますが、同時に時代に合わないとも言えます。 私も、どちらかと言うと時代に合わない教え方であり、教室の スタンスです。 技術は命です。手軽に御教授ってのは本来おかしいのです。 それに、ある練習レベルを超えないと、教えても意味の無い事が 沢山ありますし。 ですので、ちゃっちゃと動く順番と見た目を真似して動ける人は 意外と早めに太極拳に飽きてしまいます。触りの部分だけを それこそ“体験”して、奥の方まで進むことなく出て行ってしま います。私が練習生だったころも、凄く運動神経のある人が、 ドンドン技を覚えて先に進み、ある日ぱたっと来なくなって、 半年して帰ってきたら他の人の練習レベルについてこれなくなっ ていたと言うのは何度もありました。 一歩一歩、早く歩こうが遅く歩こうが、ずーっと歩く事が大切 だと言う事ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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