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カテゴリ:太極拳
日本の皆さん、頑張ってますか?
中国は現在、中国政府の決めた連休“清明節の連休中”です。 ですが、私は私のスケジュールに従い、本日からお仕事稼働です。 あらためまして。 上海で太極拳教室、陳氏太極拳の浦東太極拳教室からレポート。 先週の土曜日の見学の方に体験レッスン中、 「何だか、説明用のボキャブラリーが凄く増えたな・・・・」 と、あらためて実感しました。以前も、長い生徒さんから 「先生は教えるのが上手くなった!」 「私達の頃より解りやすい!」 等等のお叱りを受けてましたが・・・・・。確かに、ボキャブラリー。 日本語で説明する引き出しが凄く増えた事は実感していました。 ただ、この日は少しそれについて自分自身で これでいいのかなぁ? と思ってしまいました。 私が師父に指導を受けていた時、師父の門を叩き、先ず師娘の 指導から始まった時。 全然詳しくは教えてもらえなかった。 起式~金剛搗碓 の動きの手順だけ教わった後、延々と師娘の 前で動作を繰り返すのみ。1時間くらいすると、 「こことここの位置をこう変える。」 「意識をこことここに集中」 「力むな」 程度の事しか言われなかったです。内力と言うイワユル、気の 操作も最初は 「各動作の向きが変わる時にファンソン(力をニュートラルにする・抜く)しろ」 その程度です。 与えられた情報の中から、自分の動作が正しいかどうかと言う 以前に、師娘が良いと言うまで延々と動作を続けてました。 バリバリ練習する中で、 「あれ?こう動いた方が楽だぞ」 「むむ。何か昨日と感じが違うぞ」 と言うタイミングで師娘があれやこれやと動作に意味や細かい 要求を加えて行ったように憶えています。 ほぼ、マンツーマンの授業でしたが、手取り足とりでは無かったし 師父が来てからもそう言う状況は一緒でした。 先輩の動きを眺め、率先して師父に意味や動きについて伺い・・・・。 見て覚えろ! 技を盗め! と言う事では無いのですが、やはり全部を最初から手取り足とりは 最終的には良く無いのかもしれません。 100点に向けて、合格点の60点、公式だけ頭に入れて、残りは 自分で練習。 最初から受験テクニックの様な、体得内容の丸暗記では真の力は 付かない様に思うのです。 60点までは導き、その後はヒタスラ自己練磨によって気づいていく。 そして、その都度、次の段階を導く。 こう言うリズムが必要なのではないかと。 私は受験戦争世代ですし、仕事で頭が「効率」「促成」を考え てしまいますが、芯の強い文化や技術には段階と自主性が不可欠 と思います。加えて、正しいかどうかの導き。 根性と言う言葉が有りますが、意味無く我慢したり、突っ走る事は 精神論の暴走につながり兼ねません。 努力を継続する意思は養われ、熟成されるモノだと思うのです。 根性!と言うのはそういうもので、心と身体が目標・ベクトルに対し 合致する強さだと。 忙しい社会人の人、家庭を持つ人の為に言葉と指導方法には注意して いますが、益々気が抜けなくなってきました。 ・・・・・授業の間はあまり気にしてないんですけど、1人で練習して いる時にこう言う事を思い起こすのはなぜなんでしょうか・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.05 11:46:13
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