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カテゴリ:太極拳
皆様御無沙汰しています。
上海浦東でひっそり陳氏太極拳を教えています、 浦東太極拳教室より久しぶりのレポートです。 仕事上、色々と準備しなくちゃいけない事やら 打合せの連続でちょっとクタクタ。 クタクタな土曜日の教室での一こまですが、昔の 私と師父の会話の様な内容が出現したので・・・・ その日、教室に入って3月目くらいになる生徒さん、 そろそろ各動作を次の段階に引き上げようかな~。 と思って色々と動作の調整をしてみました。 ですが、 「先生、全然、サッパリ、何言ってんのか理解できないっす」 「ええ?では、こう言う表現だと如何でしょうか?」 「駄目っす。ますます解らなくなってきました!」 と言う様なやり取りがあったのです。 そもそも、太極拳は先生の動作をなぞれば良いと言う 物では無く、太極拳の要求に沿って身体を動かして行く 物なのです。 動作の順番を覚えたら太極拳が出来るようになった! と言う人がいますが、それはカラオケで歌える位に 歌詞と曲の流れが解った程度だと思ってもらえれば 良いです。 ・・・・・・事はもっと複雑ですけど。 別の表現だと、ピアノでも習字でも陶芸でも、 鍵盤を押せるからピアノが弾けるとは言えないし、 曲をとりあえず弾けたら感動的な演奏になるわけでも ないのです。 一つの段階を突破する毎に、太極拳なりの養生とか 色々な物が身についていくし、レベルも向上するのです。 ・・・・・私が洛陽で練習中、師父とのやり取りも 「解ったか?」 「全然わからねぇっす」 の繰り返しか、 「解るまで練習しなさい」 と言うものでした。せっかく出来るようになったと思ったら 次のハードルをくれるので・・・・・。 と、言う事は、うちの生徒さん達も着実に進歩があると 言う事なんだなあ~・・・・・と独りニヤニヤしてしまい ましたが、同時に 理解しやすい表現と訓練方法 を更に考えなくてはいけない事に気がつきました。 外国人を指導していた師父は大変だったと今更ながら思い 興してしまいました。でも、丁寧に積み上げて行く事が 立派な文化の前進のはずなので、手を抜かずに頑張るのが 伝人の務めだなあと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.25 21:19:59
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