陳氏太極拳、と、そんな生活

上海でひっそり陳氏太極拳を教えていますよ、浦東太極拳教室から
レポートです。


７月のお楽しみ合宿旅行の三日目。



『もっと早く行きましょう！』


と言う生徒さんの掛け声に引っ張られた私。



三日目の朝は８時半には練習場に着きました。フランスの生徒さん達は
既に練習を始めています。
師父の昔の学生さん達も数名見学に来ていまして、フランスの学生に
ちょっかいを出す人もいてました。


・・・・・ところで。


師父が教えている時に、別の人が別の角度からするのはＮＧ。

と言うより、誰かが中心で教えている時にはそのカリキュラムがあって、
たとえ、
　　　対象学生が自分のレベルより下
であっても、外部の人間が指導してはいけない。


まあ、手を出したくなる気持ちは解りますが、彼等は師父に習いに
着てるのですから。



この辺は師父から
　　『学生同士で切磋琢磨するのは良い。だが、技術の習得について
　　　君等のレベルで教え合うのは時として危険
　　　それぞれに、それぞれの上達への路と指導がある
　　　現在の感覚が必ずしも下の人には当てはまらない』

兄弟子や私たちは素直に聞いて、自分達で練習して疑問を話し合った
後は、師父に内容の確認をして・・・・・・・・

この心構えは今でも大事にしてます。


さて、




この日は師父による実際に動けるようになる為の意識の持ち方が
積極的にフランス側に指導されます。
通訳はメイン講師で師範代のサムさん。


私もこれは学生さんにとってチャンスなので、合流させてもらいました。


指導モデル対象が私にスイッチして、変化・応用の指導。








バンバンぶっ飛ばされる手前まで術を掛けられます。
昨日の兄弟子達とランクの違う技術です。


フランスの学生達は私やサムさんが技を掛けられているのを見て
くすくす笑っていますが、実はこの技を掛けられるのは凄く勉強に
なるのです。技と言うより体術なので、外見ではカナリ詳しい説明を
受けないと理解できない。

私が洛陽で師父の家に通っていた頃は兄弟子と争って術を掛けてもらって
いた様に思います。同時に、吹き飛ばされ過ぎて体が痛かったり、関節
が痛くなって閉口もしましたが。


カナリ密度の濃い指導の後、うちの学生さん達は洛陽を出発する時間に
なりました。

師父からの薫陶を受けた後出発。

その後の予定は少林寺です。


私は師父と昼食。
以前、師父と食事をする時は街の定食屋さんやうどん屋さん、餃子屋さん。
高級なところは私たちはあんまり興味が無かったのです。

師父推薦の郷土の麦を店の臼で弾いたウドン。

肉ウドン、トマトウドン等を頼んで食べました。

美味かったです。

写真撮ろうとしたら、

　　『私の食事姿はかっこ悪いから撮るなよ！』

と笑って釘を刺されました。




私にとっては、こう言う風に練習後にリラックスしているのが
今までどおりなので嬉しい時間でした。



鄭州行きの貴社に乗る為、駅に１時間前に着いたのですが、汽車の到着遅れで
２時間後に出発。たちっぱなしでクタクタです。列車もスシヅメの人ごみ。



カミさんのオバアチャンの家に行くと、続々親戚が集まってきます。
気が付いたら２０人くらい集まって、河南回族の家庭料理を食べながら
近況報告会をしていました。


８時に空港について、９時半に飛行機が出る予定が１１時に変更。

私の学生さんは前の便に乗っていたのっで順調だった様です。


上海の家に着いたのが２時・・・・・クタクタでした。



今回の鄭州～洛陽が凄く良かったなあ～と、思い返したのは次の週に
写真を整理していたときです。



次回は自分の技術を高める為に１月末から１週間、洛陽を訪ねる予定です。





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太極拳の練習の事とかも書いてます。