陳氏太極拳、と、そんな生活

上海でひっそり陳氏太極拳を教えています、浦東太極拳教室よりレポート。



寒いです。


超寒い。



東北の皆さんが心配です。




ちなみに、私の部屋は寒い。事務所も寒い。
理由は中国の住宅にはそもそも断熱と言う概念が薄いので、私の部屋は
冬は下手すると外より寒いのです。


昨日、午前中に補講が有って、その時に


「先生！新しい動きは手を振り回してジャンプするので、手がかじかみました！」


と、元気よく言われました。



ごめんなさい、教室のエアコン、調子悪いのです。



さて、そう言えば思い出したのですが、私が洛陽で修行中（今も修行してますが）は、
練習場所は主に戸外です。師父の家の裏にある小川のほとりで練習。




内地特有の大地から襲ってくる逃げ場の無い寒さの中、ヒタスラ練習でした。


師父は、私達の指導中、折畳みの椅子にじっと座り、時折煙草をくゆらせ、時に
ポットのお湯をお茶用の水筒に注ぎ、ゆっくりと飲みます。


今思えば、指導中に殆ど動かず、学生達に気を配らせていた師父は相当に寒かった
のではないかと。


私らは、寒いので練習開始時は厚着、でも、１時間もすると汗ダラダラになるので
皆薄着になります。


でも、やっぱり手袋をして練習していた事を思い出しました。


当時の私は通り道で買った毛糸の手袋が二双あって、手にフィットする感じの
伸び伸び系手袋でした。若い女性がする様な手袋です。

でも、その手袋はとても暖かく、無しで練習等考えられませんでした。

洛陽は埃っぽいので、洗うと真っ黒な誇りが水に滲みました。




・・・・・・・と言う様な事を思い出した次第。


うちの生徒さんにも、手袋持ってくるように伝えるべきかと思います。



さて、くるくる手を振り回してジャンプする動きは

　　　閃通背

古くは三通背と言う名称だったそうです。電光が走る様に背中を三回
力が駆けるから。
中国の名称も、段々カッコいい感じの方がいいと言う事で語呂も合わせて


　　　閃通背

だそうです。



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