陳氏太極拳、と、そんな生活

上海でひっそり陳氏太極拳を指導中です。浦東太極拳よりレポートです。


さて、前回までの長々とした





この内容について、ちょっと質問を受けました。



『私の教室では２４式が中心なのですが・・・・』


『武術では無く、健康の為にやっているのですが・・・・・』




と言うモノ。定年されて太極拳を始めたそうです。


・・・・・私も健康主体で練習しているのですが・・・・・・




さて、長い文章を書いても仕方ないので、極力簡潔に書きます。




『せっかくの太極拳ですから、武術的な気持ちを持って動いてください』


繰り返しますが、私も健康が一番の目的で練習しているし、教室も健康が
一番と指導しています。



陳氏と２４式では沢山の違いがありますが、共通して持たないといけないのは

『ゆっくり動きながら、次は何をどの様に動くのか、何をしているのか』

意識すると言う事。


若くて壮健であれば、色々な激しいスポーツが出来ますが、年齢を重ねたり
病気がちな人は過度な肉体的な負担は良くない結果になります。

でも、太極拳はその人なりの体力・体調に合わせて負荷を変えられます。

・・・・・ですが、気持ちの面では常に『何をするのか』を意識して動く事が
絶対条件です。

　　　『意念』

これが大切なのです。


どの様に動くか、自分のテーマを自分の身体に言い聞かせる。そして動く。
前向きに身体を作っていくと言う事。


その積み重ねが、気力の増進や健康に繋がるのです。今より少しずつ良い
身体を作る。


練習で動いている全ての時間でとは言いません。それでも、できるだけ
動きの意味を意識して動く事が大事なのです。


見えない相手を意識して身体を動かす。
実際の打ち合いや試合と、自己鍛練・養生は別です。内観です。

そうして沢山練習出来るようになると、気が付いたら太極拳を通じて新しい
健康な毎日が見えてくると思います。


目的は太極拳の先。意識して動く事で、前に進む気力や体力を養うのです。

浦東太極拳へのお問い合わせはtsukamoto.hironobu@gmail.comまでどうぞ。



現在の私は、忘れてしまった槍の動作を一生懸命思い出しながら練習して
います。一度忘れた技術でも、基本動作は意外と憶えている物ですね・・・