陳氏太極拳、と、そんな生活

上海で陳氏太極拳を指導中、浦東太極拳教室より。


さて、中国で生活と言うと皆さん今は構えてしまうかもしれません。


そりゃ、地方都市やら危険地域はあります。
ですが、こと上海では日本人が公式登録で８万人？だか言われています。
街をあるけば日本語の看板があちこちに見られます。
外人慣れしている街であり、サービスも生活の便利さも『言葉』と『習慣』
をのぞけば、一般の日本人にとって中国国内で最も暮らしやすい都市です。


一番お勧めの滞在方法は長期出張者になって会社経費で来る事。
次は出張者に家族同伴で来る事。
その次が留学。
その次が『現地採用』として、上海の企業に就職する事。

長期出張滞在の場合、仕事は大変ですが、手当ても出れば『日本人向け』の
マンションに経費滞在です。

留学の場合、学校がある程度の寮や宿泊先を斡旋してくれます。ある程度
生活に慣れたら、自分で不動産屋さんを回って部屋を探す人もいます。

現地採用の場合、自分で部屋を探さなければならず、会社から出る住居手当て
はそれ程多くは望めません。


生活費ですが、長期出張者の人は最初から各手当が出る上に、各社内容が
まちまちなので比較しにくいです。
ある程度の通訳・若しくはサポートがいる生活だと思っていただければと思います。　


留学生の場合、最初は寮に住む人が殆どでしょう。そこで友人達との交流で次第に
生活の幅を広げて行きます。
現地採用の場合、元々『留学経験がある人』であれば、生活準備は楽です。ですが
上海に来たばかりの人は大変です。ある程度、会社のスタッフが手伝ってくれますが
基本的に自分で生活環境を整える事になります。


ところで、この生活を整える、と言うのが意外と楽しいのです。

日本ではお金とある程度の生活経験があれば、別の地域に行っても今までとほぼ
同じ暮らしができます。ですが、中国ではお金を準備しているだけでは欲しいモノを
手に入れる事はできません。自分の足で探す必要があります。

今はインターネット通販タオバオがあるのでダイブ楽になりましたが、中国語と
中国での電子銀行決済が出来なければ利用不可。
上海の都心には大型のスーパーが点在しているので、基本となる生活用品は気合で
買い物をすれば２日もあればそろえる事は可能です。

http://ez-language.net/cat152/

こちら、上海でも老舗の語学留学の教室ELCさんのホームページをご紹介します。

学生さんの場合、だいたいの生活費はこれでそのものズバリです。



部屋を借りて、３０００～４０００元（管理費込み）。水道光熱費で３００元。

食費がたまに贅沢をしても２０００元。
その他遊びに使ってお小遣い１０００元
交通費などなど。



結構高いですよね。ですから、
ルームシェアなどの手段で部屋代を浮かせたり、皆さん知恵を絞っています。


これに、二胡、太極拳、舞踊、書画などの習い事を入れるともっと掛かって
いきます。（習い事について、次々回、きっちり書きます）。



下手をすると、日本で中国語を勉強した方が断然お得と感じます。


ですが・・・・・。上海でしか学べない事、上海で出来る事、したい事を明確
にして有意義に過ごして欲しいと思います。


文化や習慣の違いを楽しむか、それとも『拒絶』するかで得るモノもまったく
違います。

意外と中国生活は懐が深いです。多少のこちらの失敗は大目に見てくれます。



ところで、上に書いた生活費、ちょっと抜けているところがあります。
これは、あくまでも『量産見積』・・・・・・

“普通の暮らし量産体勢”の為の『開発・準備費用』が抜けています。
これを考えずに上海に来ると、最初の一月がとても財政難な毎日になって
しまいます。

そして、食費の部分・・・・。私、１人で生活する分であれば、基本の食費は
５００元くらいです。

上海での大卒初任給が３０００元くらい。とすれば、５００元と言うのは
やりくりできる数字です。ついでに、ワタシは意外と良い物食べています。

ちなみに、私の散髪代は６元です。髪の量は関係ありませんから。





そう言うわけで次回は
家賃相場と家賃が違っても結局問題ありな住宅事情、
生活初期コスト、ガマンすべきトコロ


です。