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カテゴリ:太極拳
上海で陳氏太極拳を指導中。浦東太極拳教室より。
先日誘われた近所の教室に見学に・・・・・。 本来、他の教室をのぞくのはあまり良くない。盗拳になってしまいかねません。 ・・・・とは言っても、私は伝人ですし、私の練習を見た上で見学に誘われた ので、 まあいいか・・・・・ と言うところ。 私は集団練習(先生の後ろで一斉に動きを合わせる)で育てられたわけではない ので、一般の教室の教え方は勉強になるかもしれない。 そして、自分以外の伝人がどういう指導をしているのかも興味ありましたし。 先週日曜日に行ってきました。ほんとに、うちの教室から歩いて5分の距離でした。 ビルの中のバレースタジオのプログラムの一角としてやってました。 長く書いてもあまり意味が無いので、感想を書くと 『陳家の伝人が重要視する事を教えない教室』でした。若しくは『本人が教わって いない』のかもしれません。 陳家溝の出身だからと言って、ガリガリの訓練を受けるとは限りません。 身近に大家がいたりしても同様です。 その先生の来歴がスタジオに張り出されていましたが、幼い頃から家族に習い、 その後、上海の体育大学で武術を勉強・・・・とありました。陳家溝にいて、外で 太極拳を習うというのはちょっと・・・・。 各動作で必ず発生する手順“共通法則”が抜けている上、所々で 『 用 力! !(力をこめる!力を出す!の意味) 』 と言う指導をしています。たぶん、爆破力の表現ですが、『力を込める』はすべて の太極拳で共通するNGワードです。おそらく、学校でイロイロな太極拳を授業で の指導表現がその様にされていたのでしょう。陳式太極拳は爆破力や螺旋を強調 するので、別の太極拳とイメージを明確に分ける様に指導されたのかなあと。 手をヒラヒラとテレビや映画の太極拳に出てくるイメージで動かしていますが、 全身が連動していないので、どうにも・・・・ ほんとに伝人なのかな?と思いました。若しかしたら隠しているだけでスゴイ人 かもしれないですが・・・・・ 一緒に見学していたカンスケ(犬)がグズがりだしたので退出しようとすると、 スタジオの社長さん(ダンサー・女性)に呼び止められました。 『あなた、金龍東苑で毎朝槍振っている人でしょ!』 『そうです。あなたも金龍東苑?』 『そうよ、○○号室。あなた、達人でしょ?』 『(まんざらでもない)いえいえ、まだまだです』 『貴方ほどのレベルで、なんでうちの見学に?』 『そちらの窓口の女性に練習中に誘われて・・・・』 ・・・・・・中国語的には、習う必要の無い人がナゼ来たのか?と言う事。 それから根掘り葉掘りと私の来歴を聞かれましたが、『実は陳家に縁があるもの です』とだけ返事をしました。 実はこの社長さんはカミサンの親友の友達で、凄く関係が近い。あいさつだけして 帰りました。 帰りしな、カミサン曰く、 『あれでは何の効果があるのか解らないね。もっとも、一時間150元程度で 中国文化の精髄を身に付けようなんて虫が言い放しだし、練習者にとっては 楽しく身体を動かせればそれでよいじゃないの』 言い得て妙でした。 でも、カミサンには私も言いたい。 君はもっと練習しなさい! ・・・・・・重要な事について。 前回の『身体の力を抜く』と今回の『力を入れる』の内容で共通な事は 太極拳では身体の力を『ニュートラルで鋭敏な状態』にする事。 武術的に考えれば、剣道とか、バレーボールとか、サッカーとか・・・ さて、このニュートラルで鋭敏な状態を作って身体を動かすから太極拳は 健康効果が出てくるのです。うちの教室で重要なのは養生。身体の力を コントロールする第一歩です。 詳しくは次回です! 健康と医療(全般) ブログランキングへ 浦東太極拳へのお問い合わせはtsukamoto.hironobu@gmail.comまでどうぞ。 最近、太極拳についての問い合わせも頂いています。 質問内容を公開して良い場合は『いいですよ』と明記ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.27 15:00:23
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