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カテゴリ:太極拳
このブログは上海・東京・藤沢等で太極拳を指導する陳氏太極拳養芯会の塚本がぶつぶつ書いているものです。
現在、17年前、2001年・私が太極拳に関わった頃の事、中国河南洛陽での暮らしとアレコレを書いています。これが無いと、なんで太極拳?に繋がらないと思うのです。 まったくの手探り、バックパック一つ・トランク一つで地方都市にわたってからの16年間のお話です。 ******************************* 現在の日中間で運行する飛行機は一日に何本もあるし、地方空港への直行便もある。地方都市同士のエアバスも毎日運航している。 でも、日本から地方都市への直行便は無いし、エアバスも経済について重点区域でない場合は週に2本くらいしか飛ばない。 当時は情報伝達が電話と手紙がまだ威力を発揮し、メールやネットは「遊びのツール」でしかなかった。中国人にとっては。 現在、ネット社会になったのは、広大な土地と各地域での縦割り利権を民間からこじ開ける意思の表れだと思います。 流通にせよ、偽造貨幣の問題にせよ、そこからスタートです。 で、当時の私ですが、確か2001年11月ごろにネットにつながったように記憶しています・・・・電話回線です。ぴーががががっていう。それまでは学校のぴーががががを借りていました。 現在はYOUTUBEをはじめ、沢山の動画サイトやらWebがあるので、情報を入手する事はたやすい・・・かな? ですが、当時は動画サイトは一般ではなく、色々なホームページを文章で手繰って状況を確認する作業でした。 ・・・・・太極拳の。 中国国内では、一応色々な書籍やVCD(映像の入ったCD。日本ではビデオテープ、中国ではVCDだったのです)が販売されていましたが、中国語を駆使してまで努力するかいがあるとはとても思えなかった。従ってネットで情報を見る。 ・・・・・のですが、私が当時習っていた陳氏太極拳の練習とネットで描かれている内容はだいぶん開きがあった。 ネットで描かれている陳式は らせんの動作を強調して、「纏絲勁」とか豪放な技を出す。。。。 なんて書かれていますが、そんな練習はしない。 ヒタスラゆっくり動いて、ポジションや意識の持ち方を教わり、微調整をし、自宅で同じ事を繰り返し、翌日も・・・・ で、指導の中で らせん! 纏絲勁! なんとか! 等の単語は一切出ない。 「ゆっくりうごくんだ」「意念だ」「下を見るな」「脚だ」 そのくらいです。 ネット情報の豪快な動作とか、そう言うのは無い。何となくそれっぽいのが出来るようにはなりますが、豪快に動くのはNGなのです。 現在も螺旋がどうしたと言う指導については、概念として言われても、螺旋を作る為の特別な練習方法は教わっていないし、私自身の指導の中でも教えない。 ただ、キチンとしたポジション、意識、連動などが重なると、陳氏太極拳としての体術要素の一つ 螺线穿梭 が発動するようになっています。 そう言うのに気付くのはずっと後の事になりますが・・・・ 当時は 「だまって練習しなさい。疑問には答えてあげるが、他の資料は参考にしない様に。質問はOK。うちのやり方で練習する事」 を素直に聞くことにしました。道を間違えたら辿り着けないかもしれない。 最短・最適で最も効率がイイのは先生の指導を信じる事。この判断が後々正しかったこと、違う道を進んでしまった同期の連中との差になった事等等・・・。 とはいえ、いつハッケイと言うのが出てくるんだろうか? でした。 ****************************** 太極拳に興味のある方は養芯会HPまで御連絡ください。 東京・神奈川(藤沢)での指導を行っています。初心者・経験者とも問題なしです。様々な他の太極拳経験者にもこれまでの技術を更に生かす講座を用意しました。 養芯会と私の太極拳の映像です。 太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。 平たく言うと中国式の筋トレであり、健康体操です。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.02.01 10:47:08
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