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カテゴリ:海外生活
このブログは上海・東京・藤沢等で太極拳を指導する陳氏太極拳養芯会の塚本がぶつぶつ書いているものです。
現在、17年前、2001年・私が太極拳に関わった頃の事、中国河南洛陽での暮らしとアレコレを書いています。これが無いと、なんで太極拳?に繋がらないと思うのです。 まったくの手探り、バックパック一つ・トランク一つで地方都市にわたってからの16年間のお話です。 ****************************** 1993年頃からレポートで中国経済の発展性について研究を始め、数回の短期留学を名目にした経済研究を経て これからは中国が伸びる と確信。でも、オコチャマだったので、自分がどの業界に突っ込んでいくかは考えていなかった。先ずは、仕事の勉強と思って日本でガリガリ働いたがどうやらブラックであったらしく、仕事のあれこれは勉強できたが スキルス性胃癌L4 を発症。その時、北京の友人達から起業の誘いを受けていたものの、キャンセル。と言うか、人生設計全て流れた。設計してなかったけど。 ・・・・・・1年後の8月末に洛陽に降り立ったのですね。北京時代の友人の「友人」が外人教師を好待遇で迎えたいとの事で。 エリート校のはずが、地元でも有名なオギコボレ高校で、政府からの拠出金が弱い為、アメニティーなどもスカスカ。 速攻で退職の予定が、父兄や生徒から、まさかの要望を得て残留を決意。その後、日本語班が立ち上がる事になり、そのハンドリングを任された。 学内で更に落ちこぼれて、今にも退学なガキどもながら、昔の自分と重なってしまった為(自分は偏差値25だったのだ)、学習のやり方さえ理解すれば、逆転の可能性は高いと確信。 早朝と昼と夕方の補講を自主的に起こし、更に専用のテキストを作成。年間の教科書は北京に赴いて100冊近い教科書から2冊を選択し、出版社と交渉して人数分をかき集めた。 予想以上に子供達24人の理解力は早く、たかを括っていたが、「暗記の仕方」を知らない事に気が付かず、学年試験は惨敗。 他教師に 「馬鹿だから仕方ない、あんたはお飾りだから無理スンナ」 と言われて、あらためて戦略を練り直す事を決意。 この間に、太極拳の先生を探し、稽古を開始。学生や同僚、隣人達との交流の中で段々と洛陽の生活を楽しむようになった。 と、まあ、そんな感じです。 関係もシステムも全部一から手探りで構築していったので、現地の人の考え方、楽しみ、怒り、矛盾等を直接体感できた。これが後々の仕事や武術の修行に直結します。 外人向けのたてまえ、同国人・同郷人向けのたてまえ、 自分自身に対するたてまえ。 何らかの組織を背景にした長期出張では経験できなかった薄膜の向こうにずっといる事になる、最初の一歩であった。 ・・・・・最終的に幼い頃からの夢の一つを実現するに至るのですが、その一方で大きく失ったものやら掴めなかった喜びも多々。 人生って~♪ ・・・・・次回は、一時帰国者の憂鬱 香菜が人生を変えた ***************************** 太極拳に興味のある方は養芯会HPまで御連絡ください。 東京・神奈川(藤沢)での指導を行っています。初心者・経験者とも問題なしです。様々な他の太極拳経験者にもこれまでの技術を更に生かす講座を用意しました。 養芯会と私の太極拳の映像です。 太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。 平たく言うと中国式の筋トレであり、健康体操です。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.01 10:11:14
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