このブログは上海・東京・藤沢等で太極拳を指導する陳氏太極拳養芯会の塚本がぶつぶつ書いているものです。
現在、１７年前、２００１年・私が太極拳に関わった頃の事、中国河南洛陽での暮らしとアレコレを書いています。これが無いと、なんで太極拳？に繋がらないと思うのです。
今回の内容は２００２年の２月の事。
地方の荒れまくっていた学校の中でも、無気力な学生達が、何だか燃え上がって日本語班を結成し、ダラダラしているのに「カチン」と来て、てこ入れの為に焦っている所から始まります。
当時の私は、地方都市の暮らしに慣れ始め、沈老師の指導にも慣れ、１週間前に戻られた御主人の鄭老師との対話を始めたころ。
まだ、食事は一日２～３食。子供用のお茶碗に堅めの御飯を良く噛んで食べていたので、栄養が足りなかった時期のこと。
仕事をしながら、武術の練習をする。
寸暇を惜しんだ。片道１時間半の距離（当時は道が悪かった）、出勤の時間、授業の準備やら添削の時間。毎日６時間の練習をしたという事は、食事の時間以外はたいてい練習に充てていたという事。
もう一度は出来ないですね。
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２月２６日
今日は正直寝不足。
昨晩の怒りでよく眠れなかった。で、早朝から担任教師と意見交換。
『アイツラを切る！』
『待ってください、よく言って聞かせますから』
ってなわけになった。とりあえず表面上は静かになった。でももう、コイツラは俺の学生として認めない！無気力で、他の学生や一生懸命頑張ってる人を小馬鹿にして生きてるヤツはいらない！
疲れてるのに、今日は友人が僕に
『彼女を紹介してあげる』
ってので食事を一緒にする。僕の目的は彼女じゃなくて、彼の所属する工場を見学する事だったのだけどね。ほんで、その彼女とやらに会ったんだけど、正直印象が無い。もう、眠くて眠くて・・・・・・・・
改めて、占いの先生の
『今年の縁も薄いねぇ・・・・・』
ってのが思い出された。
くっそ～・・・・・・
食事が済んで、友達の事務所のソファーで落ちた。３０分後に目が覚めてから太極拳の練習に向かう。
で、先生に、昨日の事を話すと
『塚本、心のコントロールが甘いな』
『だって、ムカつくモンはしょうがないですよ。我慢してたらホントに胃袋全部なくなっちゃいます！』
って言ったら笑ってた。
今日、先生に前から気になっていた太極拳の技について聞いてみた。
すると、先生は
『ん！塚本、良く気がついた。そうだ、ホントの使い方はコウだよ』
って２時間に渡って技を掛けてもらった。カナリ加減しているんだろうけど、痛いモンは痛い！そして、笑顔で技を説明して掛けてくるのだけど口元は笑っていて、目が少しも笑ってない・・・・・
一発目にレンガの塀に吹っ飛ばされた時、綺麗な星が見えました・・・・・・・
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その日まで、私の指導は沈老師が行っていたのです。
翌日、私は鄭老師に
「先生、いくらなんでもひどいよ！俺、まだ身体もとに戻ってないんだぜ！もう、あちこちが痛い！！！」
とストレートに不平を述べたのです。すると鄭老師
「よし、今日からはワシが直接教える。ついでに言うと、手加減はした」
と、まあ、２７日から私は鄭老師の指導を直接受ける身になったのです。
何でも、あれでねをあげなければ、直接指導すると決めていたのが、食って掛かって来たので、更にOKと考えたそうで・・・・なんてことだっ！
厳しい言い方はしない、でも、厳しい要求を出す。
良師がいて、良い環境があれば、全ては練習量が決定する。
そう言う日々にあらためてブッコんで行きましたとさ！
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太極拳に興味のある方は養芯会HPまで御連絡ください。
東京・神奈川（藤沢）での指導を行っています。初心者・経験者とも問題なしです。様々な他の太極拳経験者にもこれまでの技術を更に生かす講座を用意しました。
養芯会と私の太極拳の映像です。
太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。
平たく言うと中国式の筋トレであり、健康体操です。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。
