陳氏太極拳、と、そんな生活

陳氏太極拳養芯会！


​​養芯会は！

陳氏太極拳第十一代傳人、わたくし塚本さんが陳氏太極拳を指導する団体なのです。
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武術系では​村岡カンフークラブ​と​​南大沢ほんのり武術会​​と辻堂カンフークラブです。村岡カンフークラブは女性と子供に向けてカンフーで身体を鍛えましょう、南大沢は太極拳歴１０年の先生が陳氏太極拳で武術っぽく運動しましょう、と言うコースです。イギリスロンドン支部では私と同じ方法で国際高校の教員をしている先生が陳氏太極拳を指導しています。東京八王子でメンタルヘルスの中野先生がいて、漢方は山梨の副会長のかぞくの中医学・薬膳そろそろ活動開始の様です、剣の腕はすっごいです。
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本日は、私の生徒で​​横浜中華街に施療院​​を開業している生徒さんの事と彼の質問を交えつつ。


後ろ右端の男性がスーパーな施療師なの。


さてと。

私の教室は、練度によって指導の内容が全く違います。同じ名称の動作でも、始めたばかりと３か月目、半年、１年等等で動く要素が変わる。

同じ理系の学問でも小学生と高校生では学ぶ要素やボリュームが違う様に。

ですので、全員が一斉に同じ動作を動くと言うのはめったにないです。新しい人や慣れていない人の為に、先に学んだ人が「自分の動きを初期段階に落として」一緒に動く事はある。

私が練習していると、他の愛好家さん達が「やってみたいけど、難しそうですね」と言われます。なぜ、そんなに簡単にできる方が良いと思うのか、いまいち分かりません。それに、段階があると言う「みちのり」を考えないのかな？と

例えば、私はサッカーとか選手みたいに出来ないし、ボールを追うのも最初は大変でしょう。練習してだんだんです。ギターもお料理も。

上級者が出来るコツ的な事をどんなに普及しようとしても、無理な事です。

先ずは大まかな動きをとらえて、そこから要素を理解して修正し、鍛錬に移行。陳家で厳しい先生は金剛搗捶だけで１年鍛えます。私の修行時代、最初の３か月は金剛搗捶その後新しい動作を教えて貰っても、新動作は動きを確認、鍛えるのは金剛。。。。みたいな。

口伝についても、そのレベルに合わせて練習時に都度都度で意識すべき事を軽く教わるだけで、後はひたすら鍛えた。

イワユル奥義的な事は習っていないし、気をどこからどこに流して、とか、波動を伝えるとかは一切習っていない。意識の仕方と動作の注意だけ。

他の先生の発表などを目にする事があるので、たまに見ますが、正直さっぱり理解できない。自分のレベルが低いとは思いたくないのですが、「？？？？」となってしまう。おそらく、他の先生達は奥伝の様な技術を受け継ぎ、それを発表していて、更に教室で指導しているのだと思います。

私は癌で衰えた身体を０まで戻すところからスタートだった上に、あまりの才能の無さで遠回りな修行の日々でした。



４２ｋｇのころ。このまま３８まで落ちた。

だからかもしれませんが、ネットですごい技を披露している先生達の技術知識大放出について「大事じゃないのかッ！」と憤慨してしまいます。だって、もったいないじゃないですかー！






とは言え、私には披露できるような技術は無いし、一人一人の生徒を段階もって作りこむ事しか出来ない。
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さて、本題。


で、ほぼ同じペースで進む２人の生徒さんについて。その一人が​整体の施療院を横浜中華街で開業している​のです。彼はかつて強度の喘息で失職（クビになりかけてた）、呼吸内科、気功、等等の治療で高額の医療費を払いながらも全然治らないし薬も効かなくなってきて・・・・の段階で私の所に来た。

　　「３か月でコントロールできるな・・・・・」

と感じてカリキュラム立てたのですが、２か月でほぼコントロールできるようになり、咳は全くでなくなり、次第に鍛錬を行うカリキュラムに移行。身長１８５ｃｍ体重８５ｋｇなので、動作に非常に迫力があります。刀振ってる時はこっちに来ないで欲しい。

もう一人は１７５ｃｍ８５ｋｇ、恵まれた骨格と体格です。この生徒さんは分析力に優れ、地道に練習する人なので、入会後、順調に成長していたのですが・・・・・・痛風の発作が！！　痛風について聞かされていなかったので、そこから体調コントロールについて食生活を含めての指導開始。指導開始当時は「薬が効かない、発作の周期が短くなって頻繁に起こる感じ、回復も遅い」でした。現在４か月たって、発作についてはほぼ起きない。


ところで、この二人は「同じ型を学んでいても」それぞれ練習の内容が違う。喘息は骨格や姿勢や全体のバランス・・・「外的調和による体内バランス」で、コントロール可能と判断しているので、負荷のある鍛錬を行うほど喘息の発症を抑えられると認識し、鍛錬をさせています。痛風の方は「体内バランスを整え、全身のバランスを前提とした疲労マックス」を重ねて体調を更新していかなければならないので、先日ようやく軽めの鍛錬を含む練習に変更。

全員にそれぞれに合った指導をしているのですが、特にこの二人は同じ動作でも違う内容なので、上達の風格も別。

・・・・その、喘息だった生徒さんから聞かれたのです。
「先生、とある映像を見てみたのですが、難しくて理解できません。」
私も見てみました・・・・・
「うむ、俺もわかんない！」

とまあ、そんなお話。
色々な先生の映像を見て、「この先生の解説は自分に合うな・・・・」と思ったら、ぜひそこで学ぶことをお勧めします。実際の教室で習った方がもっと理解できますから。教室での切磋琢磨は楽しいですよ。