|
カテゴリ:カテゴリ未分類
陳氏太極極拳養芯会!
陳家溝の鄭老師、沈老師ご夫妻と、師父の郷里陳家溝の王長江大師、李天祥老師達に鍛えられて現在各地で指導中。 陳氏太極拳で鍛える、老若男女、運動苦手な人も、誰でも鍛えられる技術を学び、段階を持って負荷を変えていく!と言うのがモットーです。 養芯会の太極拳教室は分会も含め、指導内容のベースは一緒です。御興味のある方はお気軽にご連絡ください。私でなくとも、各地にいる指導員が対応できますから! さて。夕飯のお話。 朝ご飯についてはツラツラ描いていましたが、中国の夕飯とはどんな?漫画とかで見る様な「The中華」を想像する人が多いと思いますが、実際にはかなり素朴だと思います。もちろん、お金持ちで年がら年中スゴイ御馳走食べている人もいると思います。ですが、私が過ごした普通の生活と言うか庶民の夕飯はやっぱり家庭料理と言う雰囲気です。 上海では比較的、夕飯は野菜の炒め物、煮物、少しお魚かお肉。そして御飯と簡単なスープ。そんなイメージです。中国の食材と言ってもアジア圏なので、日本と野菜はそれ程違いはありません。同じ漢字の表記でも調味料にはだいぶ違いがあります。中国の調味料と香辛料を使うので「中華」っぽい味付けと香りになりますが、基本的な調理の仕方は家庭料理ではあまり日本と変わらないと感じています。特に上海等長江より南の地域では夕飯が白米が多いイメージですし。 で。 私が修行していた河南省洛陽は長江より北。調理方法は上海より味と香りが強めであると感じます。おそらく、黄河の近くでホコリっぽいとかそう言う理由でしょうか・・・・・香辛料を南の方より使うイメージがあります。 そして、そう言った強い料理の最後に出てくるのが 稀飯 xifan です。粥と言う言い方もしますが、洛陽ではXifanと言ってました。 ドンブリ茶碗の中身は粟の稀飯、となりが中国式クレープ、真ん中に野菜炒めや買ってきた鶏肉が乗っています。これは豪華な夕飯ですね。。。。 お米、粟、ムギ、等いろいろな雑穀を煮込んだお粥です。 師父の家では落花生を入れたりハスの実が入っていたり。 主食が焼餅(小麦粉に香辛料を混ぜ合わせて焼いた中国式のパンやクレープ)が主食。この稀飯はスープと言うか、食事の締め。 健康に良いから食べなさい! と何時も頑張って食べる羽目になりました。 当時の私は固形物は食べられてもゲル状の食品を食べると胃に膜が出来てかなり苦しくなったので、拷問でした。 とは言え、雑穀はミネラル分を豊富に含んでいるうえに洛陽の水は「超硬水」ミネラル分を多く含んだ水で炊いているので、当時の私の身体には間違いなく良かったはずです。 つづく! ************** ところでなのですが、いままで、ブログで技術的な事とかあまり書かなかったのです。陳氏太極拳が伝わった特性上、私が学んできたものと違いがあると、先行して楽しく集まっている各教室の皆さんに良くないのではないかな・・・・と思って。その教室の練習の責任はあくまでも教室の先生と先生の先代の方々の手の中にあると信じるからです。 ただ、ちょっといくら何でも陳氏太極拳を解釈して説明し、更にそれが正統派で、他の先生方や教室がオカシイと発言したり映像化する人達がいる様なので、やんわり、もっと楽しくできるよ!と言うくらいの技術や練習について発信していこうと思います。 寿司職人になるのに3か月もあれば寿司を握る事が出来るようになると豪語したビジネスマンがいましたよね。 でも、お寿司を握るだけが職人じゃないのです。 店全体の空間、オペレーション、仕入・仕込みには当然目利きが必須。取引先との関係、設備や道具のメンテナンス・顧客の機微の見極め、スタッフへのマネジメント、後進を育てる素養・・・・・ 等等がいるので、長く時間が掛かります。当然、太極拳も型について動きの手順を憶えるだけなら一月で老架一套を憶える事が出来るでしょう。ただし、そこから一人で毎日何時間も練習しても結局小学一年の書き取りを毎日続けて1年の試験は必ず100点取れる、と言うだけ。 段階があって、常々それを越えて行く課題があるのです。 技ではない。体術を磨く為、鍛錬をする。鍛練の為の型。 それが太極拳です。 イイこと言ったぞ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.01.31 13:24:38
コメント(0) | コメントを書く |