楽天が、おそらく球界初となるマスコットの契約更改を行う。いたずらキャラとして今や名物になった「Ｍｒ．カラスコ」が、フロントに来季契約の直談判を要求。球場内外でＰＲ活動に貢献し、一時は過労で動物病院に入院？　鳥インフルエンザ？　ともうわさされたほどの働きを球団も考慮。来月にも島田球団社長同席で正式交渉の場を設けることになった。

　カラスコは今季、楽天の救世主となった。黒いユニホームで本拠地開幕ゲームから登場。試合中にバイクで疾走し、フェンスに自爆ダイブするなどやりたい放題。球場外でも巨大水槽にダイブ、プロレス、マラソンにも挑戦。低迷したチームと対照的に絶えず笑いを提供し、カラスコのパフォーマンスに満足して帰るファンも少なくなかった。

楽天いたずらカラスの次なる標的は自転車だ。バイク、カーレース、水泳（行水ダイブ）、マラソン…と、球場外でも万能ぶりを発揮してきた楽天マスコット「Ｍｒ・カラスコ」が、今度はロードレースに挑戦する。３０日、宮城・村田町スポーツランド菅生で行われる自転車競技「４時間耐久レース」団体部門にエントリーしたことが判明した。

　球場に特製ママチャリで通勤する姿が目撃されているが、レースとなると問題がある。足のサイズが人間の３倍ほど大きいため、ロード用のペダルが小さすぎて、こげない。そこで急きょ、故郷メキシコから特注マシンを取り寄せ、無事レースに間に合わせた。