お気楽三昧

このブログに遊びに来てくださる聡茶さまのブログで
話題になっていた「なたぎり三人女」

もともと、群さんのエッセイは読んでいたのですが、
私自身エッセイ好きなもので物語のほうは
１，２冊しか手をだしておりませんでした。
しかしどうも三人女と聞くと、小林聡美さん好きの私は
「やっぱり猫が好き」と気持ち的にリンクせざるを得ず読んでみる事に決定。
キャンディーズや、少女隊にリンクしないところが
「猫」好きの証拠です
（古い？古すぎ？）

やはり、群さん。
女の日常、上手ですね。ものすごく自然に書かれてる。
私は「猫」ファンなので、
想像するとどうしても恩田三姉妹が頭の中に描かれるのですが、
もし三姉妹を描かないとしても、こういう行動の友達いるなーとか
自分はこの人に近いなとか、
そしてもう一つ、台詞はないけれども自分もこの三人の話を聞きながら
その席にいるかのような錯覚に陥ってしまいます。
ものすごく日常で、ものすごく自然だからなのでしょうか。
その、台詞はないけれどもその席にいるかのような錯覚は、
「猫」でも感じることの一つなので今改めて考えてみると、
私はそういうのが好きなんだなーと気がつきました。
だからすごく楽な気持ちで読むことができます。

読み終えて次は何を？と思っていたところで
「しいちゃん日記」に出会いました。
この「しいちゃん日記」はクロワッサンに連載されていたもので、
クロワッサン上で一度だけ読んだことがありました。
群さんの猫エッセイ。迷わず購入。
これ、おもしろいです。
私は犬しか飼ったことがなく、
猫はきらいじゃないけれど
わかりにくい生き物という印象がありましたが、
群さんとしいちゃんとびーちゃんとその飼い主（この飼い主はあの優しくも熱い女優です☆）
の猫との暮らしを読んでいくと猫のことが手に取るようにわかる気がして、猫を飼いたくなってしまいました。
群さん、隣の飼い主さん他人間達の猫に対するふかーくて大きな愛情、そして洞察力と表現力が私をそんな気持ちにさせたんじゃないかなと思います。
群さん、猫でこれだけ大変だから人間の子供だったらもっと大変だって書いていたけど、群さんはきっともし人間の子どもを持ったとしても、
こんな風に深くて大きな愛情で育てるんだろうな。
すごい愛情を目の前に、自分もこれだけ周りの人や動物に愛情を持って接しているかしばし反省。
まじめだなー、私。
ま、お気楽ばかりでもしょうがないからたまにいいか、こういう気持ちも。
愛ってヤツぁ・・・

このたった２冊で、なたぎり三人娘と同席してるような臨場感だったり、
爆笑だったり、ほろりとさせたり、考えさせられたり・・・群さんてやっぱり、いい。


なたぎり三人女

しいちゃん日記