カテゴリ:日常茶飯事のこと
朝から一点の曇りのない晴天で如何にも今朝の盛夏が誇らしげに見える。
光っている空を美しいと思った。 西新宿は超高層ビルが立ち並ぶというのに中央公園から一歩縦横に入る裏道の細い路地を進むと景色は一変する。少し曲がりくねった道にはとても車が走り抜けられるような道幅は無く、もしかしたら戦前から取り残されたままの小道が何本もあって、とても静かでほっとする。そして、何時植えられたのだろう・・そんな古い立ち木が暑さを凌ぎ、その先の小さな公園には子供を受け入れ、花々も咲いている。 小道を行き来する人々は多分、昔からの知り合いの人たちで、あちこちとすれ違いざまに会釈をして人情を感じる。 今朝も子供を保育園へと送り帰宅する途中で住んでいる場所の近くで今晩の夕食の買い物を済ませてマンションの前に立って、はっ!と気が付いた!簡単な手提げ袋の中には折りたたんだ日傘と財布とハンカチ・・・だけ!どうしよう、鍵が無い! 蟻一匹入れないようなセキュリティが厳重で管理人が目の前にいてもエレベーターにも乗れず、ドア一つ開ける事も出来ない・・・不便さ! すぐに家人に連絡すれば大事な会議中、三時間ほど待って!とつれない返事。あ~あ、どうしましょう。 買い物袋からはみ出した大根が「ばかだね」と・・。暑い陽射しを逃れて近くの喫茶店に飛び込んだ。一時間ほど経つと誰もいなかった店内は昼時になり急に混雑してカフェオレ一杯で長居をしているには肩身が狭く次々と食欲も湧かないのに注文をしてしまった。目の前には超高層ビルが見渡せる場所です。 時間が経つにつれて冷房が身体にこたえる。あーそうそう!急に思いつくものです。こんなに時間があるのです。たしか、野村ビルで絵画展の催しを通勤バスで見かけたはず・・。 勢い、元気を出して普段忙しさで通り過ぎている場所へ行こう。買い物袋は管理人に預けて。 さあ、部屋の鍵を忘れた一日の始まり!始まり! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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