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人種、民族、宗教の調和

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2007.03.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 住宅顕信という俳人。ご存知だろうか。
(若さとは こんな淋しい 春なのか)

病を得て志半ばの25歳で早世した。その闘病中の句である。
今年は没後20年になる。
 岡山市の生まれ。23歳で急性骨髄性白血病を発病した。
妊娠中の妻と離婚し、生まれた子を引き取り、入院先の病室で育てた。
(かあちゃんが 言えて母のない子よ)

 抗がん剤の副作用に苦しみ、最後は延命治療を拒んで人工呼吸器も
付けずに逝った。青春の寂寥、悔恨、希望、愛情。生涯に残したのは281句。

 きょうから3月。就職、進学、人事異動。旅立ちの準備に気のせく月は、
また、心の波立つ季節でもある。人それぞれ、得意の春もあれば、失意の
ふちに天を仰ぐ春もあるだろう。

 人知れず「こんな淋しい春なのか」と、首を垂れる人も少なくないのに
違いあるまい。人生の山坂に挫折と貫徹、浮き沈みは付きものとはいえ。

 住宅が絞り出したのは青春の苦しさの句ばかりではない。
(この坂を 登れば夏が 来そうな)
坂の下で一歩をためらう人を勇気づける句。

http://www.kahoku.co.jp/

「うつむいて 歩く街に 影がない」
「どうにもならぬこと 考えていて夜が深まる」
「夜が淋しくて 誰かが笑いはじめた」   
「点滴と 白い月とが ぶらさがっている夜」

 自由律俳句とは、「5・7・5」や季語などにとらわれない、形式の
自由な俳句です。読む人によっては、俳句というより一行詩に見える
かもしれない。
 顕信は、その自由律俳句の世界に突然、現れて、そして突然、消えて
いった若者です。
 彼の生涯は、わずか25年。でも、そのあいだに顕信は、たくさんの
ことを経験しました


ミニの日
「3・2」(ミ・ニ)の語呂合わせから。ミニチュアの小さいものを愛し、
慈しもうという日。

後楽園開園の日
 1884年、岡山県岡山市で後楽園が開園したのがこの日。後楽園は
金沢(石川県)の兼六園、水戸(茨城県)の偕楽園とともに、日本三大名園の一つ。





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最終更新日  2007.03.02 05:47:43
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