オニになった話
保育所の豆まき会 2月1日。朝からオニに扮するワタシ。赤鬼だ。(ちょっと誇らしげ)男性保育士のNセンセは緑鬼さん。Nセンセはやさ男なので体に座布団を巻きつけられている。しましまパンツをはくと、かなりリアルに見える。お面をかぶり、長い黒髪をたなびかせると、ちょっと怖い。幼児ならかなりビビるだろうなー けけけ。大きな金棒を持つ。(じつはハリボテ)まずは乳児クラスからー太鼓の音が鳴り響く中、鬼が登場ーでんでんででででんーーーーわかりやすく暴れまわる。ぎゃあああああああーーーーーーーーーー泣き叫ぶ声。声。声涙。涙。涙ごめんよ。ワタシも必死です。0,1,2歳児と各クラスへ乱入ー。担任が「このコお願いします!」と、ワケわからない依頼をしてくる。豆持って震え泣き叫ぶ乳児をさんざん怖がらせたら今度は幼児クラスだ。まず3歳児。金棒でドア(アクリル製で透明)をたたくフリをする。中で脅えるこどもたち。部屋のすみの一角から「お、お、お、おには~そとお~!!」豆をぶつけてくる。ほとんど泣。やはり3歳児だ。4歳児も反応は同じ。さあ、5歳児。ところが彼らも結構、怖がっている。やんちゃなK君をつかまえると「わあああーーーごめんなさい!ごめんなさい!」連発。泣きながら豆をぶつけてくる。見せしめに担任を捕まえて、緑鬼と一緒にひっぱる。こども達で対抗して担任が連れて行かれないようにひっぱっている。しばらく攻防戦だ。「おにはーそとおーーーー」「ふくはーーーうちいいーーー」園庭で大暴れパフォーマンスする。そして投げられた豆に痛がる鬼たちは門から退散ーーーー隣の公園へ逃げる私たち。事前に公園の緊急扉のカギを開けてあるので、そこからこっそり保育所へ入るようになっていたのだが・・・・カギが開いてない・・・・がーーーーーーーーーーーーーーんあわてふためく鬼二人。そのうち公園にベビーカー押したおかあさん集団がやってきた。注目。ああ、はずかしい。豆まきやってますねん。やっとカギを開けてもらい戻れた。子ども達の元気な声にパワーをもらった鬼体験だった。ふーーー 疲れた!