ゆうきち先生の塾長日記”日々これ物語”

本日殆どの受験生が実力テストに挑みました。

恐らく最後の三者面談の一番の目安になるテストを終えたわけです。ただね…何も終わっていないし、昨日も伝えたように１０日には最後の模試も控えているわけです。

今回の結果は結果として数日後には数字として出されます。

もうこの時期の試験になると「たまたま」というのは無いと僕は思います。


上がったなら、上がるべくして上がったわけです。

下がってしまったなら、下がるべくしてそうなった。

それが僕の考えです。


だからと言って、例えば下がったからと言って悲観する必要もないし、上がったからと言って合格へ直結するわけでもないですよね。

だって、入試本番まで高専でもあと１ヶ月半、

一般入試まであと２カ月ちょっとあるんですから。

だから大切なのは、あくまで「今」です。

実力が終わった今日、今どのように受験勉強と向かい合い、どのような気持ちでそれに取り組むのか…



その点で僕は疑問を感じています。というか、今日も感じました。

もしかすると、他の受験生に比べて年末年始は勉強に時間を費やせたかもしれない。

塾でも勉強し、自宅でも机に向かっていたかもしれない。

でも、それは何の実にもなっていない。

大切なのは「どれだけ出来るようになったのか？」、「どれだけ知識を頭に詰め込んだのか？」なのだから。


なのに「これだけやった。」、「これだけやっている。」、そんな過信にも似た雰囲気を感じてしまいます。

「他人と比べても…」そう思うかもしれないですが、僕の中では去年までの受験生とどうしたって比べてしまいます。

だって、絶対に僕は第一志望の高校に進んで、そこで最高の３年間を過ごして、その先に向かって欲しいんだから…。

そして、全員ではなくとも、その念願を叶えていった先輩は多いんだから。

で、比較してみてやっぱり感じるのは「１月としての受験生としての意識」が低い子が多いということです。

勿論全員じゃない。本当に見ていても驚かされる頑張りを見せてくれる子もいます。


ただ…


自分の目標の為に頑張る受験生のポケットから携帯のストラップがはみ出てるってどうなんだ？

休憩時間は勿論休憩時間。それでも、その時間を惜しいとは思わんのか？

今日終わった実テの自己採点を出来るならやって(回収されたら無理ではあっても)、すぐに浮き彫りにされた課題の克服に時間を惜しんで取り組もうとは思わんのか？

僕が受験生なら…

携帯なんて論外です。だって、僕は意志が弱い人間だからテレビもまんが本も全て封印してたから。そうするしか思いつかなかったから。携帯を所有することがどうこう言うつもりはありません。ただ、勉強中にポケットに入ってるって…そんなんあんのか？入試当日、ポケットに携帯を突っ込んだままで試験を受けるつもりなのか？って思います。

僕が受験生なら…

休憩時間なんて概念がないです。だって、僕は必死だったから。授業と授業の間の時間すら仮眠するか単語帳開いてたから。そうするしか、目標の大学に入る術を思いつかなかったから。電車の中でも勉強した。お昼時間もおにぎりをかじりながら参考書を読んだ。そして、少しでも人より合格に近付きたかった…本気ってそういうことじゃあないのか？って思います。

僕が受験生なら…

今日の試験を終えて、出来ることをやっていないってのは理解が出来ません。今の自分の立ち位置を、今日の自分ができなかった問題を１秒でも早く知りたい。そして、すぐにその修正に入りたい…だって、それが１０日の模試に、高校入試本番に繋がっていくわけだから。それが最善を尽くすってことなんじゃないのかって、僕はそう思います。


勿論、全員がこの１月４日の時点でそういう空気を作り出せていない一番の理由は僕です。

だから、当り前だけど、この年末年始も自分なりに今後の方向性を必死に考えた。

だから、講師にもその想いを伝えて、受験生も先生達も本気になって一緒に合格に向かっていく為の体制を今一度強化してって思ってる。


でも、受験の主役である君が一番本気になっていないと望むものは決して手に入れられないんじゃないかって思うんです。


又明日から５日間のセットが行われます。模試前日まで。

その大切な１日１日を、本当に大切な時間を…

これ以上ない程の気持ちで過ごして欲しいと思います。



最後に…

感想を聞いてもそれなりの手応えを感じている子は多かったです。それ自体は僕は嬉しい。

でも、それで緩んでいる空気と言うのはどうなんだって思うし、もし手応えと数字にギャップが生じた時に後ろ向きになって欲しくもないんです。

大切なのは「これから」です。あくまで。

気持ちを一層引き締めて、自分の為に出来る限りを尽くしていって欲しいと思います。