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カテゴリ:定期試験対策のこと
今週から、各中学の年度最後の定期テストに向けて対策講習が始まっています。
そんな対策講習で子供達の勉強を見ていて気になるのは「行動と目的とのズレ」です。 昨日も数名の生徒に指摘したのですが、キャンパスのテスト対策は基本3タームで構成し、第一段階では各中学のワーク演習を行います。 その際、行動科学の例に習って演習、○付け、調べ学習、解き直しの各段階を終えると塗りつぶす用紙を使用しています。キャンパス生には周知の「パスポート」です。 ただ、ここでの落とし穴といいますか、とにかく「塗る」という行動に目的が置かれる子が出てきます。 すると、そういう子は「解けなかった問題」も思考するでもなく、調べるでもなく、赤ペンで答えをただ書き写して(個人的に赤ペンで正答を書きうつすというのは大反対なのですが、ワーク提出のルールもありますし、ある意味では学校という立場ではやむを得ない措置であることも重々理解できるのですが…)良しとしてしまうのです。 結果、各教科のパスポートは塗りつぶされているのに第2クールでその定着度を確認すると殆ど解けない…という状況が起こります。 「やった」ではなく「出来た」ことで初めて意味を持つのが勉強なのですが、中々頭ではわかっても実践できないんですね。 だからこそ、今自分が勉強に真剣に取り組んでいる理由は絶対に頭のど真ん中に置いておく必要があるんです。 だからもう一度思い出してみて下さい。 今君が対策講習に参加し、わざわざ毎日塾に通って勉強に取り組んでいるのは何故? 本当は見たいテレビもあるのに、それを我慢して塾に通っているのは何故? そして、その目的を達成する為に必要なのは、パスポートを塗りつぶすこと? それとも、1問1問を大切にして、分からない問題もじっくりと考えて、調べて、そして先生に質問して…そうやって「出来る」段階までいくことじゃない?? 今みんなが対策講習に参加して、毎日の勉強に取り組んでいるのは自身の目標点数に届かせたいからですよね? 現段階で出来ない問題をしっかりと出来るようにするのが勉強であって、その繰り返しがテストでも結果に繋がっていきますよね? 「あ、自分も当てはまっている…」、そう感じる子は、目的と行動を合致させて、自身が嬉しい結果に繋げられるように又明日から頑張りましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.28 18:31:21
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