ゆうきち先生の塾長日記”日々これ物語”

今自分がやるべきことを後回しにしたとする。

そして、後回しにした「それ」をやるのは誰なんだろうか？

誰かがやってくれるのか？お父さんやお母さんがやってくれるのか？


野球がうまくなりたいのなら、練習をやるしか道はない。守備が上手になる為に、バッテイングが良くなる為に。

今日は気分が乗らないから…そういう理由を並べて、いつまでも真剣に練習に打ち込めない人間が、上手になる日は来るのだろうか？

テストで点数を上げたいなら、勉強をするしかない。計算を早く正確に出来るようになる為に、文法を理解し、単語を書けるようになる為に。

今日は疲れているから…そういう言い訳を作って、今日を頑張れない人間が頑張れる日が来るのだろうか？


時間は無限じゃない。

限られた時間の中で、「今」頑張れるかどうかが、その積み重ねが本当に大きな差となっていくのであって。


僕は、中学生のご機嫌を取りたいわけじゃない。

みんなに喜んで欲しいし、親御さんに喜んで欲しいと心から思っている。

でも、それはご機嫌をとって、腫れものには触れないようにして…表面だけの取り繕った向き合い方はしたくない。

頑張った先にある悦びを知って欲しい。

頑張ったからこその子供の成長に悦びを感じて貰えれば嬉しい。


そう思っている。


疲れている。

今日はやりたくない。


そんな気持ちが分からないんじゃない。

痛いほどに分かっているつもり。

だって、僕もそうだったし、今でも逃げ出したくなるときはある。


でも、そうじゃない。

僕が君の気持ちを理解しただけでは、何も前進が無い。

君が理解して、それを行動に移して初めて意味がある。


「自分が変える」


そういう気持ちで頑張って欲しい。