『ボーン・アイデンティティ』
マット・デイモンフランカ・ポテンテ---最初、カタカナで題名を聞いたときは「骨」のことだと思いましたが。人の名前なんですね。ボーン。Bourne。全編通してヨーロッパの曇り空の下。独特の雰囲気が漂います。最初、海に浮かぶジンベエ、じゃない、ゴンベエ?・・ようはドザエモンでいいのかな、を拾い上げるのはイタリア語を話す人たちの漁船。イタリア映画じゃないのに、イタリア語が聞けてちょっと嬉しかった。パリでのカーチェイスは良かった!カーチェイスってあまり好きじゃないのだけど、この映画の中で一番好きなシーンかも。BGMが地味だけど好み。サントラをチェックしたけど入ってないくらいのBGM。マリー役のフランカ・ポテンテは『ラン・ローラ・ラン』の彼女。今、もじったCMが流れてるよね。緊迫した状況に置かれる役が向いているのね。ラン~の時より可愛く見えた。それにしてもマット・デイモンてどこかレオ様に似てる・・?(レオ様と言ってもファンなワケじゃない。長くて面倒だから(^^;)ファンには悪いけど、レオ様のなりそこないみたいな感じ。んでも、ファンには悪いけど、と言いながら、私はちょっとファンになりました。んー、この役柄含めてだけど。物静かだけど、実は強くて頭もキレるって、すごいカッコ良くない?>自分がうるさいので・・(爆)ま、楽しい人もいいけど・・楽しすぎて破壊的な人はついていけません。(当たり前か。)そうそう、最後の場面だけ太陽が出ていました。いいね。確かにイマイチ、事の背景とかツメが甘いところがあった気がするし・・・。そんなに何でも上手く行くわけ無いぞ、って感じがしたけど・・偶然のラッキーに頼りすぎなのに、それも実力のうち、という感じで表現されてるのね。でも、緊迫が続く中、マリーとの絆が切れない所が見ている方の緊張を微妙なバランスで和らげてくれるのが○。もうちょっと「しばしば登場する人物の描写」があってもいいかなぁと思ったけど、楽しめました。ヨーロッパが大好きな人には向いてます。本日の評価★★★☆☆