530935 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

体感!JUNKムービー

体感!JUNKムービー

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

ぞううまことり@ Re:映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会(05/26) 舞台の狭さを利用したオーケストラの編成…
ぞううまことり@ Re:『9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019)』~ベストセラーは誰のもの?(05/04) ストーリーの展開を面白くするのは、見る…
ピーターラビラビ@ Re:『ゴジラxコング 新たなる帝国(2024)』~エネルギー、フルチャージ⁉(04/28) ゴジラ映画は、戦っている時が迫力があり…
ピーターラビラビ@ Re:世紀の怪物/タランチュラの襲撃(1955)~あの大スターはどこにいた?(05/21) 虫が巨大化される映画は、過去に何作もあ…
ピーターラビラビ@ Re:『シン・ランペイジ 巨獣大決戦(2020)』~シンの連鎖反応(11/15) 巨大化した蜘蛛とワニが戦うシーンがどう…

Freepage List

February 4, 2007
XML
カテゴリ:ヒーロー映画
 「スカイ・ハイ」は、プロレスラー、ミル・マスカラスの入場テーマ曲ではありません。その曲は、もともと映画「スカイ・ハイ(1976 原題はThe Man From Hong Kong)」の主題歌ですが、今回の映画とは別物です。日本映画の「スカイハイ(2003)」ともちがいます。まぎらわしい。
 主人公ウィルが入学する高校の名前は、“スカイ・ハイスクール”。略してスカイ・ハイなのです。この高校、普通の学校ではありません。校舎は、空高く雲に隠れて、反重力パワーで浮かんでいます。学校に行くためには、スクールバスがジェットバスに変身して、飛んでいきます。スカイ・ハイスクールは、魔法学校ならぬスーパー・ヒーロー養成学校なのです。
 そうです。「スカイ・ハイ」は、「ハリー・ポッター」のアイデアをいただいていますね、明らかに。でも、ファンタジーの金字塔を築いた作品の舞台となる学校よりも、ずっとずっと“スカイ・ハイ”に行ってみたいと思いました。
 スーパーヒーローや特撮映画好きにとっては、そこに登場した俳優さん、女優さんへの思い入れが強い。映画を作る側もそこを見越しています。仮面ライダーの新作に本郷猛(仮面ライダー1号)役、藤岡弘がゲスト出演したり、ゴジラ映画にかつてのヒロイン、水野久美さんや星由里子さんが顔を出したりする。それを見て、マニアな観客は大喜びです。
 「スカイ・ハイ」では、校長先生が、なんとリンダ・カーターだ。知らないの?あの“ワンダー・ウーマン”だよ!!興奮して「!」を二つもつけてしまいました。80年代初頭の日曜日、午前中の放送を欠かさず見ていた。ピンチが迫ると、ダイアナ・プリンスがまばゆい光とともに回転してワンダー・ウーマンに変身し、アマゾネスのパワーで悪を倒す。確か由美かおるが声をあてていました。リンダ様はおいくつになられたのか、相変わらずお美しい。
 これは、日本で言えば「好き!すき!!魔女先生」で月ひかる=アンドロ仮面を演じた菊容子さんが、新作特撮映画に登場するようなものです(菊容子さんは亡くなってしまいましたが)。
 「スカイ・ハイ」には、様々な能力をもったヒーロー候補生が在学しています(先生も超能力者。養護教諭は、X線の目をもっていて、骨折などを検査する)。ファンタスティック・フォーを思わせる生徒、X-メン風の生徒など、オリジナルのネタを見分けるのが楽しい。この学校が厳しいのは、入学すると、学力の偏差値ではなく超能力の威力によって“ヒーロー組”と“サイドキック組”に分けられることです。目にも止まらぬ高速で移動できる生徒は“ヒーロー組”、変身能力をもっているけれどモルモットにしか変われない生徒は “サイドキック組”なんてふうに。
 ウィルの両親は、怪力スーパーヒーロー“コマンダー”と空飛ぶスーパーヒロイン“ジェット・ストリューム”だ(スーパーマンのパワーを男女に二人に分けた感じ。コスチュームもスーパーマン似)。今日も難敵をスーパー・タッグで撃破した。だからウィルは当然“ヒーロー組”に入るだろうと思われた。ところが、地上最強の父と母にもちながら、ウィル自身には何の超能力もありません。エリート組に入れなくて、落ちこぼれ組へ。ウィルは落ちこぼれの悲哀を味わう。“ヒーロー組”の連中が鼻持ちならないのにくらべて、“サイドキック組”は気のいい奴ばかり。よくある学園もののパターンです。
 授業の内容は、冷凍光線、破壊光線の見分け方、作り分け方や絶体絶命に陥った人の“救助”(これはハリー・ポッターに登場する球技“クィディッチ”のやりとりをもってきてるね)など。受けてみたいものばかりだ。
 “サイドキック組”は、ヒーローのよりよいお助けマンになるためのコースだ。アメリカには、ローンレンジャーに相棒のトント、バットマンとロビン、グリーン・ホーネットとカトー(ブルース・リーが演じた!)など、ヒーローと助手のコンビがある。ヒーローの活躍が際立つように、お助けマンは何をしたらよいかを学ぶ(出現した敵によって、どんな武器を手渡したらいいか、など)。ヒーローにはヒーローの役割や存在意義があり、助手には助手の役割や存在意義があるのだが、やっぱり主役と脇役なわけです。パワーの強弱で分けられてしまいます。
 しかし、火炎超人との大喧嘩がきっかけとなり、ついにウィルに父親譲りの怪力が目覚めます。それによって、ウィルは“ヒーロー組”に編入する。学校一番の美女にも言い寄られる。ところが、こいつがじつは学校の壊滅を狙う悪のボス、“コマンダー”の宿敵ロイヤル・ペインだったのだ。
 ヒーローは、耐え忍ばなければならない。ウィルは、超能力がなかったために父親の期待にも応えられず、イジメにもあってミジメな思いをしていました。そんな場面を見せられていながら、一発大逆転の超能力発揮は、観客の溜飲を下げる。いいぞ!
 さらに、ヒーローは、遅れてこなければならない。人々がピンチに陥り、もうだめだというときに颯爽とヒーローが登場すると、ありがたみが頂点に達する。スカイ・ハイでは、“コマンダー”と “ジェット・ストリーム”を招いてダンスパーティーが行われる。それはロイヤル・ペインの罠だったのだ。“バブバブ光線”で、ヒーローたちはみんな赤ちゃんに戻されてしまった。ダンス・パーティーには参加しないつもりのウィルだったが、父の卒業アルバムからロイヤル・ペインの正体を見破り、押っ取り刀で駆けつける。(この遅れ具合がいいねぇ)反重力装置が破壊され、地表へと落下するスカイ・ハイ。大ピンチだ。ウィルの2番目の超能力が目覚めたぞ。母親譲りの飛行能力で、空を行く。
 ウィルは学校の敷地全体の下にもぐり込み、持ち上げて落下を防ごうとします。しかし、さすがに重たい。校舎も体育館もグランドも、スクールバスも駐車場も全部だもん。どんどん地表が迫る。ギリギリのところ、民家の屋根の上で学校全体をようやくストップさせて持ちこたえるウィル。おいおい、たとえウィルが学校全部を持ち上げることができるほどの力持ちだとしても、ウィルの足の下にある民家は潰れるだろう!
 え?この作品は、ディズニーのジュブナイル(少年少女向き)映画を、いい年をして喜んで見てるなんて、精神年齢がわかるだって?いいんです。「ファンタスティック・フォー(2005)」や「X-MEN(2000)」より、ヒーロー・テイストにあふれているのだから。やっぱり子供っぽいか。

毎週日曜日の朝には必ず更新しています。つぎも読んでくれたら嬉しいです。 

人気blogランキングに参加中。クリックしてください。
ご協力、よろしくお願いします。

leeみんなブルース・リーになりたかった





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 4, 2007 06:23:51 AM
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X