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July 1, 2007
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カテゴリ:ヒーロー映画
 「スパイダーマン3(2007)」を見に行ったとき、映画館の回数券を買いました。普通にチケットを買うと高いですから。けれど、なかなか映画を見に行けません。予定では、あれもこれも見ているはずなのですが、時間が合わなかったり、出掛けるのが面倒になったり。
というわけで、6枚綴りの2枚目を使って、「ダイ・ハード4.0」を公開初日の初回に行きました。今回は、気合いが入りました。

 客席に入ると、初回なのにけっこううまっています。館内を見回すと、若い人たち、カップルなどが少ない。逆に、年輩の方々(男女ともに)が多い。町内会か銭湯で優待券を配ったと思えるほどに。私が見に行った映画館は、東京の下町といわれるエリアにある。都心の映画館とは、客層が違うのだろうか。

 こうも年配者を集めるのは、さすが「ダイ・ハード」シリーズというべきか。「水戸黄門」並みの人気と見たぞ。
シリーズ第1作「ダイ・ハード(1988)」が公開されたときは、あまり興味がわきませんでした。けれど、異例のロングランをしていたので、それならと見に行ったら、ぶっとび級の面白さでした。後日、ビデオをうちの親に見せたとき、「こんなおもしろい映画を知らなかったなんて」と驚いていました。

 シートに座ると、気になることが。後ろの人がペチャペチャと物を食べ、チェッチェッと舌を鳴らしている。映画が始まって、大音響で音を消してくれぇ。さらに、座席の隣に来たじいさんの加齢臭とシソーノーローらしき口臭が、エアコンの風に乗って運ばれてくる。ノンストップ・アクションで、臭いをわすれさせてくれぇ。途中で席を立ったおじいさん、アクションまっさかりなのにトイレへの出口を探してウロウロ。戻ってきたときは、自分の席が見つけられずオロオロ。映画に集中させてくれぇい(どんな映画館じゃ)。

 映画の方は、ド派手なアクションでストーリーをつなぐスタイル。車で逃走するマクレーン刑事、敵がヘリコプターで襲ってくると、消火栓をぶっとばし水柱を直撃させる。それでも撃墜できないと、車を激走させて、急坂と有料道路の料金所をジャンプ代替わりに空中に踊らせミサイル代わりにヘリに命中!(撃、激とうるさい)
 こんなシーンがいくつも用意されています。けれど、毎食、カツ丼、カツカレー、カツ定食と続けば、当方カツは大好きで当面おもてなしは嬉しいのですが、次第にありがたみがなくなる。間に素麺や冷や奴を入れるとかして緩急をつけ、ボリュームのある料理はここぞとばかりに一気呵成でありながら丁寧に作った方がおいしい。

 第1作「ダイ・ハード」は、ハイテクビルという閉ざされた環境で、テロリスト(実はドロボー)に社員が人質に取られ、偶然巻き込まれた刑事が条件の悪い中、靴も履かずに闘うという、手枷、足枷がスリリングな展開を生みました。「4.0」のように、犯罪が全米級に巨大化し、物量アクションで攻められ、マクレーンがスーパー刑事になっちゃたりすると、ちょっとちがうかなあと。

 マギーQはいいですよ。東洋的な美しさに冷酷な女悪党役がはまっています。コンピュータうぃ自在に操り、得意のカンフーでマクレーン刑事をボコボコにします。結局は、手ひどく、ぺちゃんこになるまで、やり返されてしまうのですが、このバトルも見せ場の一つです。女が格闘技を身に付けて強くなり、ヒーローは女を殴らないというストイックな時代は過ぎ去りましたね。

 ど派手、ド迫力アクションの釣瓶打ち後のラストはどうなるか。プロレスでいえば、ブレーン・バスター、バック・ドロップ、パワー・ボムなどの大技の攻防が続いたら、やっぱりジャーマン・スープレック・ホールドや卍固めなど、説得力のある技で決めてほしい。それは、見てのお楽しみ。
(ホントはもっとつっこみたいところがありますが、公開直後なので控えます)

 いずれにしても、ご高齢の皆様方も、みなさん満足したご様子で映画館を後にしていました。最大公約数的に、誰が見ても楽しめる映画だと思いました。

 この作品から、マクレーン刑事の愛用ハンドガンが、変わったとのこと(ベレッタM92FからシグザウエルP226へ)。それにしても、アメリカの刑事は、平常時もあんなに予備の弾倉をもっているものでしょうか。いきなりマシンガンで武装した敵に襲われて銃撃戦になり、バッカバッカ弾倉を取り替えていました。
 敵のボスが使っていたのは、IMI デザートイーグルだと見た。

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leeみんなブルース・リーになりたかった





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Last updated  July 1, 2007 06:42:28 AM
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