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August 19, 2008
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カテゴリ:ヒーロー映画
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 1970年代の終わり頃のこと。一人暮らしの大学生でした。何気なく見た新聞のテレビ欄に「超人ハルク」の文字を発見。当時「超人ハルク」なんて全く知りませんでした。でも、スーパーヒーロー&特撮関係には、幼い頃より培ったセンサーが確実に反応します。すぐに脳内の必見サインが点滅しました。
 知り合いから譲り受けたモノクロテレビは、都会の電波障害によりゴーストが出まくり。けれど、「ハルク」の放送は真夜中。幸いなことに深夜は比較的よく映りました。その夜は「ハルク誕生」のエピソードで、運のいいことに第1回から見ることができたのです。
 「超人ハルク」の放送は、土曜の夜(正確には日付が変わって日曜)でした。確か1時から「超人ハルク」で、2時からは「白バイ野郎ジョン&パンチ」とアメリカのテレビ番組続き、両方とも見ちゃっていました。楽しかったけれど、そんな時間に起きてテレビを見ていたのは、週末にデートも何もなかったから。

 彼女はいないし、テレビは当時すでに少数派のモノクロというおいしくない生活。でも「ハルク」を欠かさず見ていたことには、充実感を味わっていました。友達に「超人ハルクって知ってる?」と聞いても、誰も知りません。当時は、「みんなの知らない特撮スーパーヒーローものを知っているオレって凄い」などと思っていました。雑誌などに紹介される “掘り出し物作品”を掘り当てた感覚だったのでしょうね。今になれば、誰もが特撮ヒーローものを珍重しているわけではないと分かるのですが、大学生の本人にそこまでの視野がなかった(だから彼女がいなかった)。

 科学者ブルース・バナーは、人間の潜在能力を引き出す研究をしていました。自らを実験台として、誤って大量のガンマ線を浴びてしまいます。すると、激怒したときに緑色の大男に変身し、大暴れしてしまうのでした。
 緑色の巨人、モノクロ画面ですから、識別できません。

 「超人ハルク」の原作は、アメコミ「インクレディブル・ハルク」です。テレビ版のハルクでは、1時間の枠の中で、ブルース・バナーが正常な体に戻りたいと手立てを打ちます。そのたびに事件に巻き込まれ、大ピンチに陥ります。最後はハルクに変身して大混乱を起こし、どさくさに紛れてその場を去る、というのが大筋のところ。

 それまで日本の特撮映画やスーパーヒーローものは、派手な怪獣、怪人バトルが見られました。だから、ハルクも、たまには宇宙人やモンスターと闘ってほしかったけれど、それはなし。でも、毎回見ていたのは、ド実写だったか。ド実写とは、CGを使わない映像のこと(勝手に命名しました)。変身したハルクを演じていたのは、ボディビルダー、ルー・フェリグノでした。
 ブルース・バナー役のビル・ビクスビーとはもちろん別人なのですが、役者が演じているド実写映像なので、ブルース・バナーとハルクの連続性が感じられました。このあたり、映画版では、人が演じるブルース・バナーとCGで描かれるハルクに、違和感を味わいます。
 別の視点では、CGのハルクは、派手なアクションなり、破壊シーンなりが見られます。人が演じているハルクではできないことです。けれど、人が演じるハルクは、リアルな手応えがあります。例えば、「超人ハルク/最後の闘い」では、ハルクが2台のブルドーザーに挟み撃ちにあいます。そのとき、ルー・フェリグノ演じるハルクは、各ブルドーザーのブレードをガッシと両手で掴むと、動きを止めてしまうのです。この凄さは、実感できます。

 「超人ハルク」がアメリカで放映されたのは、1977年から1982年まで。ハルク終了の年には、本格的に映画でCGが使われた「TRON」が作られています。
 そして、テレビスペシャル「超人ハルク/最後の闘い」で、テレビ版ハルクは死を迎えます。その年1990年は、マイケル・クライトンの小説「ジュラシック・パーク」が発表されました。さらに、1993年、ブルース・バナー役の役者で、なおかつ「超人ハルク/最後の闘い」等を監督したビル・ビクスビーが亡くなります。そして、まるで実写かと見える恐竜がCGによって登場する映画「ジュラシック・パーク」が公開されました。以後は、映画、映像は、CG時代へ。
 「超人ハルク/最後の闘い」は、最後のド実写映像だったかもしれません。

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Last updated  August 19, 2008 05:49:06 PM
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