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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アクション
クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビルvol.1(2003)』『キル・ビルvol.2(2004)』は、必死に時間をつくって映画館へ見に行った。 しかし、『イングロリアス・バスターズ』は、見に行きたいと思いつつも、今回は劇場には行けなかった。だから、DVDのレンタルが開始され、棚に一枚だけディスクが残っていたときにはラッキー! 主演は大スターブラッド・ピットだから、ブラッド・ピットが大活躍する映画かと思った。 ストーリー展開を追いながら、ブラビが対ナチスの必殺仕事人みたいな話なのかなぁと見ていた。タイトルのイングロリアス・バスターズというのは、ナチス皆殺しのための連合軍秘密部隊のことだから。 そうしたら、クライマックスのプレミア作戦決行中に、ブラピはあっさり捕らえられてしまうではないか。 映画は、バスターズのナチス殺しと同時に、ナチスに家族を殺された女性の話が進行する。プレミア作戦では、そちらの女性の復讐がメインとなっていき、それはそれで美しい映像が綴られる。 しかし、いい味出しているのは、“ユダヤ・ハンター”ハンス・ランダ大佐だ。演じたクリストフ・ヴァルツは、アカデミー賞助演男優賞を取ったそうだが、それも頷ける。なんて偉そうな言い方は失礼かもしれない。 ハンス・ランダ大佐は、相手の心理を読み、落ち着いて段取りを踏んで、巧妙にいやらしく人を追いつめていく。さらに、国家への忠誠心とかはまるでない。ナチス・ドイツのために職務を果たしているのかと思いきや、あっさりと裏切る。徹底して自分の利益だけを計算している。 そして、連合軍必殺仕事人ブラビは……、おっとネタバレするところだった。八面六臂の大活躍とはいかなかったが、主役らしいカタルシスを提供してくれた。 ブラビも、イタリア人に扮するなど、味のある演技を見せたし。 『キル・ビル』と同じように、『イングロリアス・バスターズ』も数々の映画にオマージュが捧げられている、らしい。『キル・ビル』は割合とわかったけれど、今回はピンとくるものはあんまりなかった。残念。けど、音楽はわかったぞ。『荒野の1ドル銀貨』やデビッド・ボウイの歌う『キャット・ピープル』の主題歌など。 それから、けっこう長いシーンがあって、ちょっと飽きるかなぁって頃に、え~!どうなっちゃうんだぁ?とサスペンスが盛り上がってくるのも、タラちゃんならでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 17, 2010 10:53:29 PM
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