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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:アクション
ぼくは、スーパーヒーローのファンなので、スティーブン・セガールの映画をよく見る。 セガールが、マスクを被りマントを纏うということはない。空を飛び、車を持ち上げるといこともしない。 でも、セガールは、超人スーパーヒーローなのだ。 まず、セガールは強い。 『雷神―RAIJIN―』では、刑事セガールが、チンピラ連中を徹底的にぶちのめす。前歯がごっそり抜けるほどに。このチンピラ達はあんまりストーリーにからんでこない。通りすがりのようなもの。ライオンはウサギを狩るときにも全力を尽くす。セガールは、端役相手に全力で見せ場をつくる。 つぎに、セガールは別格である。 酒場で、セガールから挑発して悪漢と撃ち合いになる。店内には客がいるんだけどね。悪漢の流れ弾がつぎつぎに客を襲い、一人二人と倒れていく。さすがにスーパーヒーローセガールの撃った弾丸が客にあたることはない。 しかし、「ここは危ない。外に出ろ」って怒鳴るのが遅すぎる。 自分は一般市民を撃たないという自信があったのだろう。でも、警官としての安全配慮を度外視するセガールは、やっぱり別格の特別扱いである。 強く別格のセガールが、ついに最強最悪の敵をぶっ倒す。肉弾戦の格闘になり、相手が弱ってきても、これでもかこれでもかと攻撃の手を緩めない。その方法は、金槌で手足の関節を打ち砕いていくのだ。駆け付けた制服警官が見かねて止めました。 事件が解決すると、過剰暴力の責任を問われることもなく、置手紙を残していずこともなく去っていくセガール。 公僕である警察官らしからぬ行動を平然と行うセガール。あのアウトロー刑事ダーティーハリーだって、行きすぎやりすぎの捜査などで何回か配置転換などの処分を受けている。 でも、スーパーヒーローは、自分の仕事が終われば速やかにその場を立ち去るものだ。じつにセガールには、スーパーヒーローとしての振る舞いがよく似合う。 そして、この後の映画のエンディングが、セガールの真骨頂だ。 姿を消したセガールが再び現れたのはとある豪邸。そこでセガールを出迎える美女と子供達。得に説明はないが妻であろう美女は、子供をベビーシッターに預けると、さっそくセガールをベッドに誘う。 しがない公務員であったはずの刑事セガールには、こんな隠れたセレブの姿があったのか。知らなかった。 この突拍子もない展開こそ、スーパーヒーローだ。荒唐無稽大好き。 スティーブン・セガールには、マスクもマントもいらない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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