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カテゴリ:ヒーロー映画
『仮面ライダーワールド2010 超バイク大戦』は、じつに見応えがあった。ステージでバイクが疾走し、飛び跳ねるのだ。下腹がクワっと浮いた。絶叫マシンより快感だ。バイクは、スーパーヒーローを引き立てる。 その夜、『仮面ライダーW FOREVAR AtoZ/運命のガイアメモリ』を見た。 これまで平成仮面ライダーの映画は、なかなか馴染まなかった。平成、あるいは21世紀のセンスについていけなかったのかもしれない。 しかし、今回の映画はよかった。ストーリー、設定ともに楽しめた。 何より、仮面ライダーと怪人などのバトルで、周囲の壁やフェンスが破壊されるところがよかった。 以前の仮面ライダーのバトル場面では、投げ飛ばされたりしたライダーもしくは怪人が、壁やフェンスに激突しても、ビクともしなかった。これは不満だった。だって人間同士の格闘ではないのだから。 ライダーや怪人の体の強靱さ、力の強さが人間離れしているところを表現するためには、やはり周囲を破壊しながらバトルをしてくれれば迫力と説得力がある。 どの作品からだったか、こういった破壊場面が登場するようになった。 バトルシーンは、セットではない。どこかのスタジアムなどだ。もちろん、そこのフェンスや柱を本当に破壊してしまうのではない。周囲のデザインに合わせて、破壊用の柱やフェンスを増設して撮影していた。 仮面ライダーなどは、荒唐無稽なお話だ。今回は特に風都という架空の都市を舞台としている。そういった現実離れした設定においては、現実的で、リアルな部分をちゃんと描き込まないと、まったくウソくさい映画になってしまう。 だから、バトルでは、壁やフェンスが壊れるというディテールをきちんとやってくれると嬉しい。 映画などでリアルな部分に違和感を感じると、もうそこから作品の世界に入り込めなくなることがある。例えCGや特撮がしょぼくても、細部に配慮してあれば、努力を認めることができるのだ。 リアルといえば『仮面ライダーワールド2010 超バイク大戦』は、特撮ではないのだが、生のスタントの迫力があった。幅1mにも満たない細い通路が、ステージから上段まで急勾配で立てかけてある。そこをバイクが登るのだ。 フィナーレで、駆け登ったクウガのバイクが上段に辿り着いたところで転倒してしまった。そうしたら子供達から「がんばれ!」と声援が沸き上がった。クウガはバイクを起こして手を振ると、颯爽と消えていった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 22, 2010 06:26:16 AM
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