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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
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スーパーヒーローが好きだから、あらゆるスーパーヒーローを見たい。 しかし、スーパーヒーローものを制覇しようとすれば、どうしようもないハズレも乗り越えていかなければならない。 例えば『メタルマン(2008)』とか『ダークナイト・リターンズ(2009)』とか。 この2作は、お仕置きに使えばいいと想う。 悪いことをしたやつを椅子に縛り付けて、強制的に『メタルマン』や『ブラックナイト・リターンズ』を見せる。 そうすれば「やめてくれ~、こんな映画見せないでくれぇ。もう悪いことはしましぇん」と更生することこと請け合いだ。 じつは今回の『スパイダー・ボーイ』も、見る前は恐怖感すら抱いていた。 『メタルマン』『ブラックナイト・リターンズ』の苦痛拷問体験がフラッシュバックする。 だって『メタルマン』は「アイアンマン」のパチモノだし、『ブラックナイト・リターンズ』はバッタモンではなく「バットマン」のそれ。 で、『スパイダーボーイ』は、アメリカの「スパイダーマン」の遺伝子ががフィリピンに流れ着いた模様。 同じようにして「スパイダーマン」が、タイで『マーキュリーマン(2006)』となってて、パーワーダウンの再生をした例もある。 そこまでしてスーパーヒーローを見るのも、好きこそ物の上手なれ、ちがうか。 しかし、『スパイダー・ボーイ』は、思いがけない拾い物でした。 パチモノでありながら、手抜き感による不愉快さはなかった。 フィリピンの役者は芸達者で、観客を楽しませようとがんばっていた。 このところ『ディフェンドー 闇の仕事人(2009)』や『キック・アス(2010)』『スーパー!(2010)』のようななりきりヒーローがはやっているが、『スパイダー・ボーイ』にもそのテイストがある。 (元祖なりきりヒーローは、ジョージ秋山の『パットマンX』だろう) なりきりヒーローは、地球の守るよりも街の悪を撲滅しようと闘う。 『スパイダー・ボーイ』もヒーローになっちゃった上は、猥雑な裏町に住む人々を横暴な振る舞いから死守しようと奮闘する。 しかしながら、街の人々から感謝されるよりも、乱暴者との格闘により建物が壊れ、停電してしまうと、その責任の所在を追及されてしまうのだった。根が素直なスパイダー・ボーイは道具をもってきて、修繕に努めることとなる。 スーパーヒーローのコスチュームのまま、作業に勤しむ姿が情けなくもけなげなんだな。 なりきりヒーローは、たいていが気持ちはスーパーヒーローでも肉体的にはどこにでもいる一般人(以下?!)。だが、スパイダー・ボーイはとりあえず特殊な能力を備えていることを付け加えておきます。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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