531097 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

体感!JUNKムービー

体感!JUNKムービー

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

ぞううまことり@ Re:映画音楽がやって来た!「日本映画と音楽」特別演奏会(05/26) 舞台の狭さを利用したオーケストラの編成…
ぞううまことり@ Re:『9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019)』~ベストセラーは誰のもの?(05/04) ストーリーの展開を面白くするのは、見る…
ピーターラビラビ@ Re:『ゴジラxコング 新たなる帝国(2024)』~エネルギー、フルチャージ⁉(04/28) ゴジラ映画は、戦っている時が迫力があり…
ピーターラビラビ@ Re:世紀の怪物/タランチュラの襲撃(1955)~あの大スターはどこにいた?(05/21) 虫が巨大化される映画は、過去に何作もあ…
ピーターラビラビ@ Re:『シン・ランペイジ 巨獣大決戦(2020)』~シンの連鎖反応(11/15) 巨大化した蜘蛛とワニが戦うシーンがどう…

Freepage List

April 8, 2012
XML
カテゴリ:ヒーロー映画

 テレビ版の『電人ザボーガー(1974~75)』は、設定もストリー展開も特撮も強引だった。
 特撮ヒーローものは、だいたいが無理があるし、十分な予算がないからチープだったりする。
 であっても、ヒーローや怪獣などの魅力を楽しみ、見ている側の想像力で画面の貧しさ補ったりする。
 もちろん、見ている側とは、特撮ヒーロー贔屓だ。広く一般の人々ではない。
 しかし、その特撮ヒーロー贔屓をもってしても、『電人ザボーガー』の強引さは、「たいがいにして」「ついていけないわん」という困惑を誘うものだった。

 そんな『電人ザボーガー』だから、復活、映画化されると知ったときは、もっとほかにいい特撮ヒーロー番組があっただろう、と想わずにはいられなかった。
 
 だが、実際に見てみたら、とても味わい深い映画だったよ。ごめんね。

 今回分かったのは『電人ザボーガー』は、個性が非常に強い!こと。
 設定、展開、特撮の強引さは、『電人ザボーガー』を他のものとはっきりくっきり差別化する強烈な個性なのだ。
 だから、一部に熱烈な支持者がいるのでしょう。放映当時にその強引な個性が、幼い脳みそに練り込まれたわけだ。

 オリジナルで主役の大門豊を演じたのは山口暁。
 『忍者部隊月光(1964~66)』の名月であり、『仮面ライダーV3(1973~74)』の結城丈二/ライダーマンである。
 山口暁の大門豊は、力入りまくり。
 ザボーガーへ送る指示の言葉も、アクション・シーンも過剰で強引な全力投球。
 もちろん大まじめ。

 映画では、古原 靖久(江角走輔/ゴーオンレッド)が過剰強引な大門豊を力演する。
 オリジナルをリスペクトし、山口暁大門豊をトレースしている。
 そのように、大まじめな力み演技を再現してみせるところに笑いが生まれる。

 ある種のホラー映画では、恐さとかグロさとかを過剰強引に盛り込んじゃって、見ている側は恐がるよりも笑っちゃいます。
 映画『電人ザボーガー』のセンスは、それと似ている。

 もちろん、それらの笑いは、意図したものでもある。


人気ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 8, 2012 08:25:35 AM
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X