|
テーマ:最近観た映画。(40138)
カテゴリ:ヒーロー映画
今や遅し。 スパイダーマンがスクリーンになかなか登場しない。 この映画は、サム・ライミのシリーズをリセットし、あらためて蜘蛛に噛まれてスーパーパワーを得るところを語っているからね。 でも、クライマックスのリザードとのバトルはスリリングで迫力があった。死力を尽くして闘うスパイダーマン、これぞまさしくスーパーヒーローだ。 前のシリーズは、家族とか彼女とか親友とか、ピーター・パーカーが人間関係のしがらみに悩まされていた。 スーパーヒーローの活躍を楽しむには、しがらみにひっかかってしまって気分がうまく流れないときがあった。 今回は、恋の鞘当てもなく、彼女とは早いうちに相思相愛になるので、スーパーヒーローとしての自意識が損なわれるようなことはない。モテないスーパーヒーローなんてね。 スーパーヒーローとは、尋常ではない強大な敵(スーパーヴィラン)と闘う。 しかし、スーパーヒーローの目的は、スーパーヴィランを打ち倒すことではない。スーパーヒーローの使命は、人々を守ることである。 人々とのかかわりあいなくして、スーパーヒーローの存在価値もない。ファイティング・マシンではないのだから。 リザードの襲撃を受け、子供が車ごと橋から落下しそうになる。 危険を冒しながら、すんでのところで子供を救ったスパイダーマン。 さらに、スパーダーマンは、満身創痍で脚には銃創を負い、力尽きそうにながらも、リザードの奸計を阻止しようとビル街を移動していく。 そのとき、子供を助けてもらった父親が、スパーダーマンのために、ビル建築用クレーンをいくつも操作して、近道を作る。 こうしたスーパーヒーローと人々とのかかわりあいに、深い味わいを感じる。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ヒーロー映画] カテゴリの最新記事
|